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初任給1000万円を蹴って起業するインドの天才達

ニケシュの母校は天才がいっぱい

2015年12月10日(木)

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 キー、キー、キーという大きな鳴き声に振り向けばサルの群れ。道路に牛。あふれかえるスズキとトヨタとホンダのクルマと3輪オート。信号待ちをしているコンコンと窓を叩く物売りの子供たち。高速道路の下で肩を寄せ合う母子。その横を悠然と走るベンツ。

 12月2日、新経済連盟(三木谷浩史代表理事)の視察団はバンガロールからデリーに飛んだ。2000年ころまで避暑地に過ぎなかった高地を切り拓き、IT産業の集積地になったピカピカの新興都市バンガロールとは違い、デリーは悠久の歴史と途方もない混沌の中にある。「目に移るすべてのものがメッセージ」で、瞬きする間もないシニア記者である。

 そんなデリーのど真ん中にあるのが世界屈指のコンピューター・サイエンス教育を誇るインド工科大学(IIT)である。敷地はでかいが建物はいたって質素。「ITやってます」的なピカピカ感はどこにもない。だがキャンパスを闊歩する学生たちの頭脳は折り紙付きである。

 IITはインド全土に16校が散らばっている。IITカラグブル、IITボンベイ、IITデリーなど学校がある都市の名前を後ろにつけて区別している。「デジタル・インディア」を標榜するインド政府は、さらにIT人材の育成に力を入れる考えで、現在新たに5校の設立準備が進んでいる。最初のカラグブル校を作ったのは初代首相のネルーだというから驚きじゃ。

 IITは国立大学なので、頭さえ良ければ貧乏人の子でも入れる。ただし受験戦争はすさまじい。IITデリーの場合、毎年10万人が受験して合格者は1500人というから、倍率は60倍である。我が子をIITに入れるため、朝の3時から家庭教師をつける親もいるほどだ。IITに落ち、しかたなくMIT(米マサチューセッツ工科大学)に行く学生もいる。

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「初任給1000万円を蹴って起業するインドの天才達」の著者

大西 康之

大西 康之(おおにし・やすゆき)

ジャーナリスト

日本経済新聞産業部記者、欧州総局(ロンドン)、日経ビジネス編集委員、日本経済新聞産業部次長、産業部編集員などを経てフリーのジャーナリストに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師