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「おいしい」は最低条件、注力すべきはその先

2015年7月11日(土)

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 飲食店の状況を見てみると、好調な店がある一方で、過去の成功体験が通用しなくなって経営状態が悪化しているチェーン店が少なくありません。

 特に低価格をウリにしていた業態は、苦戦しているようです。その原因として、品質にこだわる厳しい顧客の評価から、客離れが急速に進んでいるからと報じられています。

 しかし、私は客離れの理由は、単に料理やサービスの品質だけの問題ではないと考えています。飲食店とは言葉の通り、飲食をする店ではありますが、お客様は食事やドリンクの品質だけで店を選んでいるわけではないからです。

 もちろん、提供する料理やサービスは最低限のクオリティーが求められます。とはいえ、普通に質が良いものを提供するだけでお客様が満足するかというと、必ずしもそうではありません。

店に行くには「自分への言い訳」が必要

 飲食店に行くに当たって、なぜその店なのかという「言い訳」がお客様には必要だと私は感じています。自分で自分に店選びの理由付けができると、行こうという気になってくるのです。

 「SHINOBY'S BAR 銀座」には、そんな言い訳をたくさん用意しています。

 そもそもワインバーに飲みに行くというより、その場で新しい出会いや情報を得たいという期待を持っているお客様が多いように思えます。

 毎週のように開催している「一日店長」のイベントもその1つです。この連載のおかげで認知度が高まったこともあり、「一日店長をやってみたい」と申し出てくれる人が増えました。開催日にお客様として来店される方の数もかなり増えてきましたし、いきなり1人で入るのは不安だから、まずは「一日店長」のイベントでのぞいてみよう。そんな方もいらっしゃいました。

 また、週末に開催している資産デザイン研究所が主催するセミナーにも、初めてのお客様にたくさん来ていただけるようになりました。国内の不動産投資セミナー、カンボジアやフィリピンといった海外不動産投資セミナー、レジャーホテル投資セミナー、さらにシンガポールで伝説の投資家を招いた参加費5万円という高額セミナーまで・・・。さまざまなセミナーを実施しています。

シンガポールで伝説の投資家を招いたセミナーの様子

 「せっかくの休日にわざわざセミナーなんて」と、何だか少し気が乗らない人もいらっしゃるでしょう。でも、セミナーの後に懇親会があって、おいしいワインと料理を楽しみながら、参加者同士でおしゃべりしながら交流できる。一度来てから、その場の楽しさにやみつきになってリピーターになってしまう人も、結構多いのです。

 店に行ってみようという「言い訳」を、これからもっといろいろ考えてみようと思っています。

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「内藤忍が仕掛ける隠れ家ワインバーの秘密 cooperation with 日経レストラン 」のバックナンバー

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「「おいしい」は最低条件、注力すべきはその先」の著者

内藤 忍

内藤 忍(ないとう・しのぶ)

資産デザイン研究所社長

銀行や投資顧問、ネット証券など金融機関で30年近く仕事し、2013年に資産デザイン研究所を設立。 コンサルティングやセミナー、書籍などを通じて、お金の不安を解消する具体的なソリューションを提供する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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