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広告を打つと、顧客満足度は下がってしまう

2015年7月17日(金)

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 「SHINOBY'S BAR 銀座」は、開店準備から現在に至るまで、広告宣伝に1円もかけていません。費用をかける余裕がまだないという事情もありますが、最大の理由は「広告宣伝費をかけないほうが顧客満足度を上げられる」と思っているからです。

「ラーメン店の6階」としか説明できない店

 広告宣伝費をかけていないだけではありません。店の入口に看板類は一切置いていません。1階の郵便ボックスにも、あえて店名は書かず、ロゴマークだけを入れています。この方法だと、通りがかりのお客様は絶対に入ってきません。

 初めて訪れるお客様には、「同じビルの1階に入っている派手なネオンのラーメン店『らーめん無双』を目印に来てください」と案内しています。それでも最初は、半信半疑で店のある6階まで上がってこられるようです。

 さらに以前は、6階の入り口で暗証番号を入れないと入店できないようにしていました。さすがにやりすぎという話になり、今では暗証番号ロックは廃止しています。それでもまだ、何回か来店しないうちは、お客様にとって見つけにくく、入りにくい店であることは確かです。

「SHINOBY'S BAR 銀座」の場所案内で目印となるラーメン店

看板がないことのメリット

 看板がないことの最大のメリットは、来店されるお客様の層が安定していて、店の雰囲気を一定に保てる点です。

 店にいらっしゃる方のほとんどは、「資産デザイン研究所メール」や私の公式ブログ「SHINOBY'S WORLD」、あるいは店や私のフェイスブックの投稿を見て、店の存在を知ります。また、週末には「法人セミナー」と称するイベントを開催しています。ここに来場した方が、ワインや料理を気に入ってくれて、再訪してくれることもあります。

 このようにして集まってくる人たちは、礼儀正しく、真面目で、洗練された人が多いのです。だから、ほかのお客様と一緒になってもトラブルが発生したり、周囲に迷惑をかけたりといったことがありません。

 例えば、店内はワインの香りを殺さないようにするため、禁煙にしています。でも、店内には、禁煙という表示を掲げていません。にもかかわず、喫煙者の人たちは自発的に外に出てタバコを吸っています。暗黙のルールができあがっているのです。お客様が自ら大人の対応をしてくれるので、店のスタッフも気持ちよく働けます。

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「内藤忍が仕掛ける隠れ家ワインバーの秘密 cooperation with 日経レストラン 」のバックナンバー

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「広告を打つと、顧客満足度は下がってしまう」の著者

内藤 忍

内藤 忍(ないとう・しのぶ)

資産デザイン研究所社長

銀行や投資顧問、ネット証券など金融機関で30年近く仕事し、2013年に資産デザイン研究所を設立。 コンサルティングやセミナー、書籍などを通じて、お金の不安を解消する具体的なソリューションを提供する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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