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これからのビジネスは「非金銭的価値」で成功する

2015年8月22日(土)

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 私が社会人になったのは1986年。典型的なバブル世代です。就職活動は完全な売り手市場。新入社員になると株価が急上昇を始め、不動産価格が急騰。89年末に日経平均が3万9000円台の最高値を付けました。そんな好景気の中で20代を過ごした「肉食系」世代です。

 最近、ゆとり世代とか草食系と呼ばれる若者の価値観が話題になっています。若者がクルマを持たず、酒も飲まず、老後の不安を抱えているような時代です。私の世代のように会社で出世して収入を増やしたいといった野心も持たず、身の回りの小さな世界にしか興味を示しません。

 こうした風潮は、世代による価値観の違いと思われているようです。しかし、私は、世代に限った話ではなく、世の中全体の価値観が大きく変わってきていると見ています。

 それは、「モノを手に入れることで満足度が高まる『消費社会』が終わった」という一言に尽きます。お金はもちろんあったほうがいい。でも、そのために毎日の生活を犠牲にする選択はしない人が増えているのです。自分の時間を大切にしたり、仕事より家族との関係を優先させたりするという価値観が広がっています。

 また、日本の経済成長の原動力であった「会社という仕組み」も曲がり角を迎えています。経済的な価値観だけで行動原理が決まっていたかつての日本とはこれから大きく変わる予感がしています。

 そこで重要になってくるのが「非金銭的価値」です。お金ではモチベーションが高まらない時代になってきたのです。そんな価値観の変化は、飲食店経営にも影響が出てくると考えています。

人生で何を実現したいのか

 「マズローの欲求階層説」によれば、人間の欲求は5つの段階に分かれます。

 第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)です。そしてその次に来るのが、危険を回避して安全安心な暮らしをしたいという「安全欲求」です。

 「安全欲求」が満たされると、今度は「社会的欲求」(グループに所属したり、仲間がいたりすることに対する価値)を求めます。「社会的欲求」が満たされないと、孤独感を感じたり社会に対する不安を持ったりすることにつながります。

 その次に来るのが「承認欲求」(他者から認められたい、尊敬されたい)で、さらに先にあるのが「自己実現欲求」です。

 経済的に豊かになり、多くの人が安心して生活できる世の中になると、「社会的欲求」や「承認欲求」の段階に進む人が増えてきます。さらに「自己実現欲求」も満たせる機会に対するニーズが高まります。

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「内藤忍が仕掛ける隠れ家ワインバーの秘密 cooperation with 日経レストラン 」のバックナンバー

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「これからのビジネスは「非金銭的価値」で成功する」の著者

内藤 忍

内藤 忍(ないとう・しのぶ)

資産デザイン研究所社長

銀行や投資顧問、ネット証券など金融機関で30年近く仕事し、2013年に資産デザイン研究所を設立。 コンサルティングやセミナー、書籍などを通じて、お金の不安を解消する具体的なソリューションを提供する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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