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丸の内発展のカギはグルメにあった

2015年6月22日(月)

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かつてはオフィス街としての機能しかなく、本店を置く銀行が窓口業務を終える平日午後3時以降は閑散としていた東京・丸の内地区。平日夜や休日も賑わう街に発展したのはなぜか。そのカギはグルメを核にした「ビジネス街+α」の機能充実にあった。

スイーツ店の「エシレ・メゾンデュブール」。2009年の開店後、今も根強い人気を誇る

 6月中旬、ある平日の夕方。丸の内の一角にある商業施設「丸の内ブリックスクエア」の広場では、オフィスワーカーに交じって、ベビーカーを押す家族連れや、外国人家族の姿も見られた。お目当ては広場中央の噴水や緑地だけではない。日本では珍しい海外発のグルメが彼らを引き付けている。

 フランスの高級バターを使ったスイーツ店の「エシレ・メゾンデュブール」。2009年、国内初の店舗として開店した。三ツ星レストランや欧州のロイヤルファミリーにも愛されるフランス産の伝統発酵バター「エシレ」を使った焼き菓子やパンが売りで、特にフィナンシェやマドレーヌが根強い人気を誇る。

 隣にはスペイン王室御用達の高級チョコ菓子専門店「カカオサンパカ」があるほか、施設内には米サンフランシスコで人気の南イタリア料理店「A16」も軒を連ねる。いずれも国内初の店舗だ。

 海外発、日本初上陸の店舗だけではない。2013年、近くのJPタワーに開業した商業施設「KITTE(キッテ)」。こちらでは石川県・金沢の老舗和菓子店「落雁諸江屋」や、北海道の新鮮なミルクを使ったスイーツを販売する「岩瀬牧場」など、地元以外で初出店した地方の人気店も揃えている。

後発ならではの戦略

 丸の内になぜ珍しい飲食店が多いのか。同地区最大のオーナーの三菱地所が、「街を訪れる人の滞在時間と消費の拡大を狙い、飲食店を積極的に誘致してきた」(阿部裕介・商業施設営業部統括マネージャー)からだ。

 オフィス街以外の機能も充実させて賑わいを生み出すには、様々な種類の店舗を揃えて、利用者の多様なニーズを取り込むのが一つの手だ。だが丸の内の近くには、日本有数の商業地の銀座が控える。後発組の丸の内が、アパレルや専門店などを一生懸命呼び込んでも、銀座にはとても太刀打ちできない――。そこで「飲食店の充実」を最優先に掲げ、後発組でも賑わう街にしようと考えた。

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「丸の内発展のカギはグルメにあった」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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