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「こんぶ県」ならでは、棚を圧するあの商品

富山編(富山県富山市)

2017年3月21日(火)

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 47都道府県の地元密着型スーパーマーケットを訪ね歩き、従業員さんにインタビューをし、味とデザインの両面からおいしいものを探した新刊、『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』。

 その中から、出張で立ち寄った際に、おいしいのはもちろん、お土産として「自分で移動中に楽しめる」「数があって会社でばらまける」「家に持ち帰って家族を喜ばせる」ものを厳選し、日経ビジネスオンラインでご紹介していきます。

 第9回は富山県の富山市。

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 長野の軽井沢から陸路でやってきた富山市。改札からちょっとしたエキナカ商店街に入れば、あふれ返る海産物に目を奪われる。海の食文化圏であることをひしひしと感じる。

 富山駅からは立山黒部アルペンルートに通じる路線、富山地方鉄道に乗り換えて3つ目の大泉駅にある、最新店舗の「アルビス・高原町店」へ。富山のスーパーでは昆布そのもの、あるいは昆布を使った加工食品が非常に目立つ。香川が「うどん県」なら、富山は「こんぶ県」でもいいのではないだろうか。しかし店長さん曰く、最近京都に消費量トップの座を奪われてしまい、ちょっと残念とのことだった。

 さて今回も「車中(主に新幹線などの車内で、自分で楽しむ)」「会社(いくつか個数が用意でき、大人数に配れそうなもの)」「家庭(家族が喜んでくれそうなもの)」と、目的別に分けて選んでみた。

「車中」のためのお土産

「黒作」(蛯米水産加工)

 「東京の人は食べたことないでしょう?」と店員さんがすすめてくれたのが、富山独特の珍味で、イカの胴体にイカの肝臓とスミを合わせ、熟成発酵させた真っ黒い塩辛。レトロなラベルからも感じられるように、その歴史は長く、300年ほど前に保存食として作られたのが始まりとのこと。

 ほんのり甘い中にイカスミ独特のほろ苦さが感じられ、日本酒にピッタリ。駅弁をほどく前にチビチビ食べてみたい。唇が黒く染まるので、食後は付属のおしぼりでよく拭くことを忘れずに。

「会社」のためのお土産

「とろろ昆布」(メーカー各種)

 富山で昆布といえばとろろ昆布。主におにぎりに巻くことが多く、味噌汁、吸い物にも入れる。そしてこの品揃え。小さな袋もあり、軽いのでまとめて買うお土産には最適。軽く、日持ちもするので、もらう方にとっても嬉しい条件が揃っている。

 大きく分けて白と黒(昆布の内側を使ったあっさりした味のもの、表面に近い部分を使った昆布の味わいが深いもの)があり、個人的に好みが分かれるらしいが、おにぎりには黒を使う人が多そうだ。ご飯に乗せるだけでも美味い。

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「出張土産はスーパーで買う!」のバックナンバー

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「「こんぶ県」ならでは、棚を圧するあの商品」の著者

森井 ユカ

森井 ユカ(もりい・ゆか)

立体造形家、デザイナー、雑貨収集家

桑沢デザイン研究所卒、東京造形大学大学院修了。主な人格形成は、手塚治虫の漫画と東京12チャンネルの番組による。小さいものを作ることと愛でることが好きすぎて仕事にまでしてしまう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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