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メドベージェフお墨付きのスコルコボが目指す道

2016年1月28日(木)

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スタートアップヴィレッジでのスコルテック最初の卒業式でスピーチするメドベージェフ首相

 シリコンバレーといえば、米国西海岸サンフランシスコの南のベイエリアにある地域であり、言うまでもなく米国のイノベーションを支えるテクノロジー集積地である。日本政府もシリコンバレーに起業家を派遣し、次世代のイノベーションを担う人材を育てようという取り組みを行おうとしている。そんなシリコンバレーに伍するような都市を国主導で作ろうというプロジェクトがロシアで行なわれている。それが、スコルコボだ。

 スコルコボは設立されて5年が経つ。メドベージェフ大統領(当時)によるスコルコボ設立の調印日からちょうど5年後の2015年9月28日、スコルコボに協力しているマサチューセッツ工科大学のプレジデントやサイエンスパークを束ねる国際組織のCEO、世界知的所有権機関のCEOなどそうそうたる面々と、メドベージェフ首相とのオンライントークセッションが行なわれた。トークセッションは今でもネット上で公開されている。もちろん日付のとおり、スコルコボの5周年を記念したものだ。このトークセッションでは、ロシアの首相自らが国の技術革新の拠点としてスコルコボを語り、シリコンバレーとは違うロシア固有の特色や条件を生かしたイノベーションセンターを作り上げると意気込んでいた。

 さらにその約4カ月前には、スコルコボ併設の大学、スコルテックと呼ばれるスコルコボ科学技術大学(Skolkovo Institute of Science and Technology)の最初の卒業式が行われたが、その壇上にもメドベージェフ首相の姿があった。卒業式はスコルコボが毎年行うスタートアップヴィレッジというイベントの一環として行われた。それはロシア全土で行われるピッチコンテストであるスタートアップツアーの総仕上げとして行われる、参加者1万人ともいわれるイベントだ。縁あって筆者も参加していたが、メドベージェフ首相が卒業式直前に現れ、壇上で挨拶して記念撮影したのちにすぐ、ヘリコプターで飛び立っていったのが印象的だった。

 5年を経てなおロシアの首相が多大な期待を寄せるスコルコボ。もちろん、ロシア内でも官製のイノベーションセンターが果たしてうまくいくのかという声もある。昨年12月にスコルコボのディレクターや研究者、スコルテックの最初の卒業生に話を聞く機会が得られたので、その内容も含め、スコルコボの全体像を紹介していきたい。その上で、シリコンバレーとは違う条件下でのイノベーションセンターの可能性についても考察していこう。

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「メドベージェフお墨付きのスコルコボが目指す道」の著者

小川 育男

小川 育男(おがわ・いくお)

スカイライト コンサルティング

大阪大学卒業後、SIerにてシステムの企画・構築およびインターネット新規技術・サービスの研究開発に携わる。スカイライトコンサルティングでは、新規事業企画・立上のコンサルティングに従事。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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