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「国境のフェンスのせいで、ゴルフ場は潰れた」

「フェンスも壁も間違っている」と語るルシオ夫妻

2017年3月1日(水)

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 米国最南端の町、ブラウンズビル。メキシコ国境に隣接する町には国境のフェンスが既にある。もっとも、両国を隔てるリオグランデ川から離れたところに建てられたため、実際の国境とフェンスの間に取り残された住民も少なくない。彼らの日常生活に支障が出ないよう、道路のところはフェンスが切れている。フェンスの目的が不法移民を阻止することだとすれば、その効果は全くない。

 「米国第一主義」というスローガンの下、トランプ大統領は雇用の国内回帰と治安の強化を推し進めようとしている。その政策を支持する米国人は一定数、存在する。それでは、国境に住む人々はどう感じているのか。 フェンスの向こう側のアメリカである“No Man's Land”の住民、3回目に紹介するのは元ゴルフ場経営者のルシオ夫妻。フェンスによってゴルフ場の会員が減少、破綻につながったと語る。

(ニューヨーク支局 篠原 匡、長野 光)

(フェンスの向こう側 Vol.1Vol.2 から読む)

メキシコとの国境に接するブラウンズビル(米国テキサス州)。国境のフェンスよりメキシコ側に住むアメリカ人が少なからずいる

フェンスの向こう側 Vol.3 ルシオ夫妻

Robert Lucio(ロバート・ルシオ)  57歳
Diana Lucio(ダイアナ・ルシオ)  58歳
元ゴルフ場経営

ロバート:1987年から28年間にわたってリオグランデ川沿いでゴルフ場を経営していました。私にとって、このゴルフ場は生活の糧であり、強い思い入れのある場所でした。ところが、(2010年に)フェンスができたおかげで徐々に客足が減っていき、最終的に2015年5月に閉じることになりました。今ではもう草がぼうぼうですよ。完全に閉鎖です。

 あのゴルフ場ができたのは1955年で、私たちが経営する以前からずっとありました。子供の頃、あのゴルフ場に父親と一緒に通い、ゴルフの練習をしたものです。その後、高校でゴルフに打ち込み、その奨学金で大学に行き、最終的にプロにもなりました。息子もプロゴルファーなんですよ。年間の収益でハーフミリオン(およそ5500万円)程度の小さなビジネスでした。それでも、私の原点とも言える場所です。

リオグランデ川沿いでゴルフ場を経営していたロバート・ルシオ氏。最終的に自己破産した (写真:Miguel Angel Roberts)

コメント4件コメント/レビュー

???
「道路のところはフェンスが切れている」?
「フェンスの目的が不法移民を阻止することだとすれば、その効果は全くない。」?
それなのに
「フェンスができたおかげで(ゴルフ場を)完全に閉鎖」?

読んでいても全く意味が分からない。
「道路のところは切れているフェンス」には「不法移民を阻止する効果は全くない」にも関わらず、「ゴルフ場が効果のないフェンスによって潰れた」というふうに読めてしまうのだが…。

まことに失礼だが、ゴルフ場が潰れたのは「単純に経営者の経営努力によるものでは?」と思ってしまった。

いずれにせよ日経ビジネスの記者諸氏におかれては、前後の文脈をきちんと読み返すことをお勧めしたいと思う。(2017/03/06 07:37)

「トランプのアメリカ~超大国はどこへ行く」のバックナンバー

一覧

「「国境のフェンスのせいで、ゴルフ場は潰れた」」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

長野 光

長野 光(ながの・ひかる)

日経ビジネスニューヨーク支局記者

2008年米ラトガース大学卒業、専攻は美術。ニューヨークで芸術家のアシスタント、日系テレビ番組の制作会社などを経て、2014年日経BPニューヨーク支局に現地採用スタッフとして入社。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

???
「道路のところはフェンスが切れている」?
「フェンスの目的が不法移民を阻止することだとすれば、その効果は全くない。」?
それなのに
「フェンスができたおかげで(ゴルフ場を)完全に閉鎖」?

読んでいても全く意味が分からない。
「道路のところは切れているフェンス」には「不法移民を阻止する効果は全くない」にも関わらず、「ゴルフ場が効果のないフェンスによって潰れた」というふうに読めてしまうのだが…。

まことに失礼だが、ゴルフ場が潰れたのは「単純に経営者の経営努力によるものでは?」と思ってしまった。

いずれにせよ日経ビジネスの記者諸氏におかれては、前後の文脈をきちんと読み返すことをお勧めしたいと思う。(2017/03/06 07:37)

この人は敷地にフェンスが出来たから物理的に被害を受けて
その腹いせで移民を止めても無駄だと言ってるだけに見えますが。
あまり建設的な意見ではないですね。
ただフェンスだけを立てて警備する人員を配置しなければ無意味
というのは過去の3人にも共通していて
確かにそれはそうですね。
フェンスが能動的に人を排除するわけではないですから。
フェンスがある事でわたるのに苦労してる間に
警戒している人が発見しやすくなる、という効果があるだけですからね。(2017/03/01 10:09)

何故フェンスが私有地を横切るのか、状況がいまいち詳しく分からないが、国境である川の南側なのか、それとも北なのか。北側であればアメリカ領土側であり、損害賠償できるのだろうが、南のメキシコ領土内であれば、両国のどちらの負担でフェンスを作ったのか。フェンスで不法移民を防ぎたいアメリカであれば国境線のアメリカ側で建設するのだろうが、そのあたりも分かるのであれば情報を公開して欲しいものだ。オバマ政権の期間がアメリカが不法入国者を強制送還した人数が最大だったと聞くが、それは近年になってメキシコや中米からの不法移民そのものが増えている事を意味する。NAFTAの成立によって、メキシコ国内には自動車産業をはじめとした産業が発達し、雇用も増えてアメリカにリスクを高い密入国をする人間は減っていたのかと思っていた。トランプ大統領が「工場のメキシコ移転はけしからん」なんて言えば、益々アメリカへの密入国の希望者は増えてしまうはずだ。命懸けで国境を越える人間が増えたら、国境警備の人間を増やすのだろうか?それも「雇用を増やす」事にはなるが、本末転倒だと思う。トランプがどのような国を実現しようとしているのか本当に分からない、というか、彼自身も分かっていないのではないか。彼の言う「偉大なアメリカ」とは'60年代のアメリカを指しているのかと思うが、当時とは産業も大幅に変わっている。彼の拘る「生産工場のアメリカ回帰」は労賃の安い労働力の需要が増えるだけか、ロボットで全自動化すれば雇用は増えないし、どちらにしても中から下の民衆の収入を増やす事には繋がらない。何よりも彼の政策の多くは金持ちを益々金持ちにするには有効だが、中低層の人たちの利益にはつながらない。何故アメリカで増えている「中の下」の人達の多くがあの大統領を選出したのか、未だに理解出来ない。彼らがそんなに先の見えない人達だと思えないから。。(2017/03/01 09:17)

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