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要介護高齢者が若返る?料理体験デイサービス

「なないろクッキングスタジオ」が伝える料理の可能性

2018年5月23日(水)

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 1997年の創業から21年、日本の家庭の食卓文化をリードしてきた“フードテック”の老舗、クックパッド。その初期メンバーであり、現在も同社のブランディング部門を率いる小竹貴子氏が、気になるフードビジネスの新芽をピックアップし、現場を訪ねる。連載7回目は、業界で初めて「料理」をコンセプトにした体験型デイサービスの「なないろクッキングスタジオ」。介護保険で要介護1~5の認定者を対象に、料理をしながら、身体機能を取り戻すような取り組みを進めている。幅広いメニューを手掛けることで、要介護の高齢者がみるみる元気になっていくという。どんな取り組みなのか、話を聞いた。今回はその前編。

(取材/2018年4月19日、構成/宮本恵理子)

ユニマットリタイアメント・コミュニティ事業統括本部 NANAIRO事業部の神永美佐子部長(写真:竹井俊晴、ほかも同じ)

小竹貴子氏(以下、小竹):料理を通じて、社会課題解決の可能性を探る中で、ずっと気になっていたテーマが、高齢者支援です。料理をつくる活動が、高齢者の機能回復や精神面のサポート、社会性の回復などにつながるはずだとリサーチしていた時に知ったのが、ユニマットの「料理体験型デイサービス」という事業でした。今日は、東京・自由が丘の「なないろクッキングスタジオ」にお邪魔しています。

神永美佐子氏(以下、神永):ようこそ、いらっしゃいました! ここには、要介護認定を受けた利用者さんがいらっしゃるのですが、皆さん、すごく積極的に参加してくださるんです。

 施設を利用する流れは、到着後にまずバイタルチェックをしてから、30分ほど座学で調理や食材の説明を受けます。その後で、実際に手を動かして、クッキングをしていただきます。

 月曜から金曜の週5日、午前と午後の2回に分けて、料理教室を開催していて、各回の定員は20人ほど。午前は昼食を、午後はおやつや点心などをつくっていただき、持ち帰っていただきます。これから実際に料理教室が始まりますので、ぜひ、様子をご覧ください。

小竹:ここに来てまず驚いたのが、スタジオの開放的な雰囲気です。明るい配色の空間に、ポップな洋楽のBGMが流れていて、一見ではここが「デイサービス」だとは思えません。

神永:そこは、こだわって設計しました。利用者の中には、そもそもデイサービスと思わずに参加されている人もいらっしゃるくらいです。カフェと間違って入ってくる通行人の方もいらっしゃいます(笑)。

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「要介護高齢者が若返る?料理体験デイサービス」の著者

小竹 貴子

小竹 貴子(こたけ・たかこ)

クックパッド株式会社広報担当本部長

1972年生まれ。クックパッドの創業から関わり、初代編集長、執行役を務める。2012年退社。2016年再び同社に復帰。個人として執筆、スタートアップの事業支援も行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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