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シェール革命に沸いたバッケン、宴の後の惨状

リグ数は4分の1、労働者向けのアパート賃料も6割減!

2016年2月8日(月)

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2月8日号日経ビジネスの特集「世界を揺さぶる チャイルショック リーマンより怖い現実」では、現在の世界経済を覆う不安の正体を分析した。「チャイナ」と「オイル」に端を欲する混乱を「チャイルショック」と名付けて、欧米やアジア、南米の新興国などのルポを交えて実態をリポートした。見えてきたのは、世界経済の成長を託すべき「希望の地」が、あまり見当たらないという現実だ。

 年明け以降、主要国を襲っている株式市場の下落。背景にあるのは中国経済への不信感だが、好調と言われる米経済に力強さがあるのか、投資家が疑心暗鬼になっている面もある。その中でも、企業業績に注がれる視線は厳しい。

 米ファクトセットがまとめたアナリスト予想によれば、2015年10~12月期における、スタンダード&プアーズ(S&P)500種株価指数採用企業の利益見通しは前年同期比6%減。その最大の要因は、シェール関連企業に代表されるエネルギー業界の業績悪化である。

 原油価格が落ち込み続け、損益分岐点を下回っている油井は数多い。資金調達の際の金利も上昇しており、2016年は本格的に淘汰が始まるという見方も根強い。米国を世界一の産油国に押し上げたシェール革命。これから宴の後始末が始まる。

 活況に沸いたシェール開発の現場はどうなっているのか。テキサス州とともにその中心地として繁栄を極めたノースダコタ州バッケンの8枚の写真を通して振り返る。

ノースダコタ州を東西に横切る「ルート2」。最盛期には道路の両側に油井を掘るためのリグが点在していたが、今ではその数はまばらだ。バッケンの玄関口、ウィリストンからタイオーガまで車を走らせたが、目にした掘削装置(リグ)は1基のみ。事実、4年前に200基を超えたリグは1月28日現在46基にすぎない。

油井を掘るためのリグ。まず垂直に穴を掘り、次に水平方向に横穴をあける。その上で、様々な薬品を配合した水を注入、シェール層に割れ目を入れることで岩盤に眠る原油や天然ガスを回収する(水圧破砕法)。原油価格の低迷後、掘削を終えたものの“仕上げ”が完了していない油井在庫が増加した。

不気味な機械音とともに上下動を繰り返す採油ポンプ。バッケンでは「サッカーロッド」と呼ばれる。2005年初めは日量2000バレル程度だった産出量は2014年6月に日量100万バレルを突破した。だが、30ドル台に原油価格が落ち込んだ影響で、バッケンの原油生産量もついに減少に転じた。

コメント5件コメント/レビュー

通貨危機やサブプライムは見えないから当初捉えどころがなかったのに対し記事写真や中国の鬼城や過剰設備は「調子に乗ってやり過ぎちゃったんだ」と判り易い。しばらく需給ギャップの着地点を探る展開でしょうか。(2016/02/08 18:26)

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「シェール革命に沸いたバッケン、宴の後の惨状」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

通貨危機やサブプライムは見えないから当初捉えどころがなかったのに対し記事写真や中国の鬼城や過剰設備は「調子に乗ってやり過ぎちゃったんだ」と判り易い。しばらく需給ギャップの着地点を探る展開でしょうか。(2016/02/08 18:26)

今の世界経済の2大リスクと言われるオイルと中国経済。
シェールオイル(ガス)の実情が、写真と記事で詳しく判りました。
今年の株投資は、元本割れにならないために情報が重要な年になりそうです。(2016/02/08 18:10)

景気が良くなるとガーンと人が集まり物も高くなり、悪くなると人が減り物も安くなる。
健全な経済活動ではないかと。日本の炭鉱都市みたいにいつまでも人がグズグズ居座り、文句いいながら税金にたかり破産しかかるような不健全な状態よりも遥かに良いと思います。
流石アメリカは合理的ですね。夕張みたいにならない。(2016/02/08 15:18)

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