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トーハン社長が読み解く『トヨタ物語』(前編)

藤井武彦氏が見た「1978年のフォード工場」と「米百俵改革」

2018年6月11日(月)

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 出版物取次販売を手掛けるトーハン社長の藤井武彦氏は新刊『トヨタ物語』を読んで「1978年のフォード工場」を思い出した。そしてトヨタ生産方式の強さを再認識し、自らの改革への思いを重ねる。藤井流の読み解き方を『トヨタ物語』の担当編集Sが聞く。その前編。

■重版出来!『トヨタ物語
 トヨタはなぜ強いのか――その本質に迫る巨編ノンフィクション。日経ビジネス連載「トヨタ生産方式を作った男たち」に書下ろしの新章などを加えた圧巻の408ページ、ついに刊行。早くも4刷。日経BP社刊

とある会合で藤井さんの講演を拝聴していたら、突然「『トヨタ物語』は素晴らしい本だ」とお取り上げいただいて、驚くやら嬉しいやらで早速、取材にお邪魔した次第です。そもそも『トヨタ物語』を読むきっかけはどのようなものでしたか?

藤井:『日経ビジネス』を定期購読していて、この本の元になった連載「トヨタ生産方式を作った男たち」を時折、拾い読みをしていました。しばらくしたら新刊書籍として発売されると聞いて、これは改めて通しで読んでみようと思いました。

藤井さんはトヨタと何かしら接点はあったのですか?

藤井 武彦(ふじい・たけひこ)
トーハン社長/1941年、島根県出身。63年、中央大学法学部卒業後、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。94年、トーハン入社。同年、取締役業務改革推進室長、95年、常務取締役経営計画本部長兼財務・システム担当、96年、専務取締役経営計画本部長・業務改革推進室長兼財務・システム担当、97年、取締役副社長、2006年、取締役退任、財務顧問。12年より現職。

藤井:私がトーハンに入ったのは1994年でして、それまでは三和銀行(現・三菱UFJ銀行)にいました。トヨタと三和はつながりが深く、いろいろな人から、(トヨタグループ創始者の豊田)佐吉さんや、(トヨタ自動車創業者の豊田)喜一郎さん、(喜一郎氏の命を受け、トヨタ生産方式の体系化を指揮した豊田)英二さんの話を聞いていました。

 私自身も高校生ぐらいのとき、トヨペット・クラウンが発売されましてね。1955年ですか。非常に新鮮な印象でした。さらに1957年には朝日新聞社から『ロンドンー東京5万キロ 国産車ドライブ記』という本が出て。記者とカメラマンがクラウンに乗ってヨーロッパから中近東、アジアの5万キロを走破した。これはすごいなと。当時から車好きはずっと続いています。

 トヨタ生産方式にも興味をもって、ダイヤモンド社から1978年に出た大野耐一さんの『トヨタ生産方式』を手に取りました。しかし内容はかなり専門的で、当時は十分には理解できなかった。この『トヨタ物語』はとても読みやすくて、一気に読み切りました。非常に勉強になって、いろいろなことが反芻できました。

特に印象に残ったところを教えていただけますか。

藤井:いろいろ感じるところは多いんだけど、1950年頃、若かりし豊田英二さんが、(喜一郎氏の後を継いで社長となった)石田退三さんの命を受けて、(アメリカの自動車会社)フォードに行ってこい、と。技術提携の話で行ったわけですが、それはうまくいかなくて。だけれども、第1号の実習生としてフォードの工場を見たという話がありますね。

第5章の終わりあたりですね。

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「トーハン社長が読み解く『トヨタ物語』(前編)」の著者

野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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