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お金のプロが激論!幸せ老後のためすべきこと

「毎月10万円稼ぐ」が老後を豊かにする

2018年2月13日(火)

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運用なんて一切考えない方がいい

えっ!150万円しかなかったのですか!!

大江:私の場合は色々な事情があって、退職時の預金そのものはそれぐらいしかありませんでした。でも私は企業年金制度のある会社に勤めていましたので、それがどういうもので、どういう仕組みになっていて、どれぐらいもらえるかということは把握していました。そこでほとんど預金はなくてもそれほど心配はないと思っていたわけです。もし私がそういう企業年金のない会社に勤めていたとしたら、多分もっと早くからいろんな準備をしてなきゃいけなかったと思いますけれど。

 あと、よく運用で老後資金を殖やすという話もありますけど、お金に働いてもらうよりも自分で働く方が確実ですよ。運用なんて一切考えないほうがいいです。考えるべきじゃありません。

 例えば、今、井戸さんの話で月10万円ずつ足らないという話がありました。1年間で120万円でしょう。120万円のお金を1年間で運用で稼ごうと思ったら、今の定期預金の金利水準で考えると120億円ないと120万円もらえないんですよ。ありえないでしょう、そんな話。株式投資だって不確実なものですし。働いて月10万円稼いだ方が手っ取り早いですよ。

 結局、高齢者というのは「お金がほしい」じゃないんですよ。「購買力がほしい」んです。だから一番怖いのはインフレです。インフレになると、いくらお金があっても物が買えなくなってしまうから。だから、運用は「インフレになっても十分に対応できるだけの購買力を確保する」ためのものと考えるべきですね。

年金が減るのは分かっていること

これからの年金給付は抑制の方向に動いています。今の若い人はもう少し早くから準備しておかなきゃいけないかなと思うんですけど、いかがですか。

井戸:年金制度そのものがなくなることはありえないでしょう。だけど、物価の動向によってはそのお金が持つ価値というのは変わる可能性は高いわけですよね。それも、急激なものではなくじわじわと変わってくる。

 だから、自分でちょっとずつこつこつとお金を貯めて、自分で年金みたいなものをつくっておくことが一番大事なのではないでしょうか。40代、50代の人は、今、稼げるときにちょっと将来のお金を先送りで貯めておく。それから、いつまでも働けるだけのスキルを持つことです。どこでも通用するように働くことを頭に入れて欲しいですね

大江:確かに年金は減る可能性はあるとは私も思うんです。だけど、年金というのは行列しているラーメン屋みたいなものなんですよ。並んでいる人が、ずっと並んでいたのに途中から「はい。ここまで。ここから先の人にはラーメンは1つもあげません」と言われたら、これは怒りますよね。暴動が起きますよね。

はい。

大江:そんなふうにはなっていないんですよ。どういうふうになっているかというと、みんな並んでいるんだけれども、「はい。ここまでの人は全部ありますけど、ここからの人はチャーシュー2枚が1枚になります。それでもいいですか」と。次は「チャーシューがなくなっちゃうんですけど、それでもいいですか」となって、最後はスープだけみたいな。わかりやすく言えば、そういうことなんですよ。

 要するに、途中でいろいろ制度が変わっていくことはもちろんあり得るわけですけれども、急には変わらないんですね。だって、これまでだって、年金の受給開始年齢を60歳を65歳ににすることを20年ぐらいかけてやってきたわけですから。

井戸:変化は徐々にやってきます。だからその間に、入っているお金が2割減、3割減になっても大丈夫な自分のシステムをつくっておくことに尽きます。

コメント7件コメント/レビュー

「固定費下げろ」以外にメッセージがないですね

ためになった方が半分ほどいるようなので、そういった方たち向けのご商売をされてる方でしょうか

今まではデフレで「cash is king」で良かったですが、これからインフレになった場合の対応を真剣に検討されてるのか疑問が沸きました(2018/02/13 18:12)

「幸せ100歳達成法」の目次

オススメ情報

「お金のプロが激論!幸せ老後のためすべきこと」の著者

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「固定費下げろ」以外にメッセージがないですね

ためになった方が半分ほどいるようなので、そういった方たち向けのご商売をされてる方でしょうか

今まではデフレで「cash is king」で良かったですが、これからインフレになった場合の対応を真剣に検討されてるのか疑問が沸きました(2018/02/13 18:12)

「60歳で定年退職。その後は悠々自適な年金生活」

そんなのは一般人には有り得ない幻想だから、諦めて働き続けろ。

という結論に対して異論は無いですが、以下は少し引っかかりました。


>最後はスープだけみたいな。

ラーメン完食した人が払った金額よりも高い額を払って、スープだけしか出てこないとしたら、やっぱり暴動は起きるんじゃないでしょうか?
暴動が起きるタイミングを先送りにしているだけなのを、ごまかしているようにしか見えない。


>要するに、途中でいろいろ制度が変わっていくことはもちろんあり得るわけですけれども、急には変わらないんですね。

「確定給付型年金」と「確定拠出型年金」は、もはや別物だと思う。
この制度移行については急な変化であり、対象者は将来設計を大幅に見直さなければいけないレベルだと思う。(2018/02/13 16:36)

> 確かに晩婚化、晩産化というのが進んでいることは間違いないんですけれども、60歳になって、慌てて「あ、子供がまだ高校生だった」というのはどう考えたっておかしい

社会現象として起きている問題を自己責任論で見ないフリする態度も、おかしいと思います。

当事者たちは、あらかじめわかりきったことでも、考えちゃいませんよ。
だってそれは、『考えたくなくて、あえて考えなかったこと』だから。
まず、彼らがどうして結婚したかを考えるべきです。
周囲の人間が、『結婚できない人間に生きている価値はない』などとプレッシャーをかけたからに他ならず、目の前の苦痛から逃れるための対処療法です。

麻薬に手を出す人間は、麻薬の害を知らないでしょうか?
おぼれてわらをつかむ人間は、わらをつかめば助かると思ってつかむのでしょうか?

違いますよね。
ただ、目の前の現実がつらすぎて、目先の苦痛から逃れるために、手を出すわけです。
後のことは、考えたくないから考えないし、そんなヒマもない。
考えたって、八方塞で真っ暗な現実が横たわっているだけなのだから。
だから、今、苦痛から逃れたい。それだけ。

晩婚化も同じことです。
後のことなんて考える時間もないほど、問題は目の前に山積みで、ついラクな道を選んでしまった親世代の子世代孫世代が路頭に迷う。
親本人ではなく、子供が。
当然ですよね、すべては上の世代が「子供につける」という道を選んだ結果なのだから。

日本の国債残高はGDP比200%超えの先進国最悪水準。
先進国の中で、もっとも子不孝なのが日本という国であり、その日本でひとりっこ政策をしているわけでもないのに子供が減っていることは、必然だと思います。

どれだけ詭弁を並べても、子供たちは知っている。
日本の制度下では、下の世代ほど貧しくなると。
子供が可哀相だから子供をつくらない人、自分がすでに可哀相だから子供をつくらない人、増える一方です。(2018/02/13 14:21)

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