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コマツ、モノ作りを鍛える「体幹トレーニング」

暇な時こそ仕込みが重要! 記者が行く:大阪編

2016年2月16日(火)

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 日経ビジネス2月15日号特集の「コマツ再攻 『ダントツ』の先を掘れ」に連動し、「再攻」の現場を突撃取材するオンライン連載。2回目は、コマツの工場や生産技術の拠点がある大阪編だ。

 「『高齢車』とはシャレが利いているな。コマツには関西人が多いのか?」。建設機械の需要が低迷する中国で見た「再攻」の現場(こちら)について報告すると、デスクが好奇心に満ちた顔で聞いてきた。

 コマツの笑いのセンスを取材しろとでも言い出すつもりだろうか。「まあ、大阪にはマザー工場の一つがありますからねえ」と適当に相槌を打つと、デスクの目の色が変わった。「この前ジョギング仲間から、コマツが大阪で『体幹トレーニング』をしているって聞いたぞ。におうな」

 体幹トレーニング…。それは初耳だが、確かに、大阪には気になる動きがある。コマツが再び攻めるために「つながる工場」を作るプロジェクトが動き出しているらしいのだ。

 

 いずれにしても、自分の目で確かめたほうが良さそうだ。慌てて、新幹線に飛び乗った。目指すは、コマツの大阪工場(大阪府枚方市)にある「生産技術開発センタ」だ。

大阪発・つながる工場

 「どうして、『つながる工場』を作りたいんですか?」。

 生産技術開発センタに着くと、まずは所長の栗山和也氏を直撃した。

 つながる工場──。2014年頃から、「将来の工場の姿」として、日本でもよく耳にするようになったバズワードだ。まさか流行に乗るためではないと思いつつ、ここを押さえておかなければ話が始まらない。

「伸びしろ」ならぬ、「カイゼンしろが沢山ある」と話す栗山和也所長(写真:行友重治)

栗山所長:建機の生産量ってどれぐらいか知っていますか?

記者:需要動向で大きく変動しそうですが、1つの生産ラインで月に数百台でしょうか。

栗山所長:そう。数万台作る自動車と比べて、2けた少ない。

記者:あの、つながる工場と関係があるのでしょうか。

栗山所長:「カイゼンしろ」が大きいってことですよ。今までは(量が少ないから多少効率が悪くても)仕方ないと考えていたけど、IoT(Internet of Things=モノがインターネットにつながっている状態)のような道具を使えば、もっと筋肉質にできる。コマツがつながる工場を作る狙いです。

記者:つなぐだけで、そんなに変わりますか?

 半信半疑の顔をしていると、栗山所長がにやりと笑った。

栗山所長:開発現場へお連れしましょう!

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「コマツ、モノ作りを鍛える「体幹トレーニング」」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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