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早大ラグビー部、伝統のボーダー柄が進化する

nendoの「デザイン」を武器に、日本一奪還に挑む

2016年3月18日(金)

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 400を超えるプロジェクトを抱え、世界的な評価を受けるデザインオフィスnendoの佐藤オオキ代表が、母校である早稲田大学ラグビー蹴球部のリ・ブランディングに挑戦している。デザインの力を活用してチームを強く育て上げ、目標は大学日本一の座を奪還すること。デザインで、どのようにして早大ラグビー部を立て直すのか。最新のスポーツチームのブランディング事例を、佐藤氏がリアルタイムで報告する。

 こんにちは。デザイナーの佐藤オオキです。nendoというデザインオフィスを2002年に立ち上げ、現在は30人のスタッフと400近いデザイン・プロジェクトをこなしています。普段はルイ・ヴィトンやバカラ、トッズといった海外ブランドと一緒に、プロダクトやインテリアのデザインをしたり、国内ではセブン&アイ・ホールディングスのオムニチャンネルのクリエーティブディレクションや、IHIの広告デザインを含むブランディング全般を手がけています。

 最近は「この商品のデザインをしてほしい」、「新しいロゴを作ってほしい」といった、企業のお題に従って単純にカタチを生んだり、絵を描くだけといった仕事は少なくなっています。

 その代わりに持ち込まれるのが、例えば「企業の認知度やイメージを向上させたい」、「グループ企業の連携が複雑で、一貫性のあるメッセージの発信が難しく、なかなかプロジェクトが進まない」という漠然とした悩みや困りごと。こういった、これまでならコンサルティングファームが取り組むような仕事を、デザインを使って解決していこうという仕事が増えています。

ユニフォームについて議論を交わすnendoの佐藤オオキ代表(左)と、早稲田大学ラグビー蹴球部の山下大悟監督(右から2人目) (写真=名児耶 洋)

創部100周年を前に大学日本一に

 そうしたなかで、いま取り組んでいる仕事の1つに、アマチュアスポーツのチーム再生のプロジェクトがあります。早稲田大学ラグビー蹴球部(以下、早大ラグビー部)を大学日本一に導くために、デザインの力を活用していこうというものです。東京オリンピックを控えて、これからますますスポーツビジネスは盛んになっていくでしょう。プロやアマチュアを問わず、チーム力を高めて、競技の魅力を発信し競技人口やファンの人口を増やしていくことは、これからのスポーツの発展に欠かせません。そのお手伝いをしていく様子を、今回より現在進行形でお伝えできればと思います。

 大学ラグビーの日本一を決める「全国大学ラグビーフットボール選手権」で早大ラグビー部が最後に優勝したのは2008年。その後、帝京大学に7連覇を許し、優勝から遠ざかっています。

 早大ラグビー部は2018年に創部100周年を迎えますが、そこまでには必ず日本一に返り咲きたい、というのが大学、そして関係者の思いです。そこで今年2月に、2002年に同部の主将としてチームを日本一に導いた山下大悟氏が新監督に就任し、新しい方針の下でチームを一新していこうとしているところです。

コメント3件コメント/レビュー

伝統はややもすると、守るがあまり進化変化を立ち止まらせてしまう危険性があります。改革をしようとすると、伝統との攻防戦がはじまります。とくに強烈にイメージされたものほどその抵抗批判は大きなものとなります。早大ラグビー部のユニフォームともなれば、日本中のだれしもが一度は目にしたことがある認知度が高いものです。それに挑戦飛躍しようとする心意気こそが伝統を継承するべき資格を有する者だと考えます。がんばってください。スクラムを組んだ時にWが形成されるのも面白い、また世界初かもしれませんが。甲子園高校野球の人文字のイメージです。(2016/03/20 08:29)

「nendo 佐藤オオキ×早大ラグビー部 デザインの力で日本一を獲る」のバックナンバー

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「早大ラグビー部、伝統のボーダー柄が進化する」の著者

佐藤 オオキ

佐藤 オオキ(さとう・おおき)

nendo代表/デザイナー

1977年、カナダ生まれ。2002年、早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了後、nendo東京オフィス設立。2005年、ミラノオフィス設立。2006年、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」。2015年、日経ビジネスオンライン 「CHANGE MAKER OF THE YEAR」など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

伝統はややもすると、守るがあまり進化変化を立ち止まらせてしまう危険性があります。改革をしようとすると、伝統との攻防戦がはじまります。とくに強烈にイメージされたものほどその抵抗批判は大きなものとなります。早大ラグビー部のユニフォームともなれば、日本中のだれしもが一度は目にしたことがある認知度が高いものです。それに挑戦飛躍しようとする心意気こそが伝統を継承するべき資格を有する者だと考えます。がんばってください。スクラムを組んだ時にWが形成されるのも面白い、また世界初かもしれませんが。甲子園高校野球の人文字のイメージです。(2016/03/20 08:29)

勝利のために現状を見直し、あらゆる可能性に賭けることは必要ですが、伝統のデザインが大きく変わることに違和感を感じてしまいました。
時代とともにユニフォームも戦術も進化していきますが、非効率でも、古いスタイルでも、それに固執して継承していくところが、よくも悪くも学生ラグビーの文化の一部だと思います。
特に伝統校と言われる早稲田、慶応、法政、明治のラグビーにおいては。
肩だとか脇だとか細かく緻密に計算された威圧感よりも、伝統校がもつオーラ放つ、そんなデザインであってほしいと思います。(2016/03/18 15:10)

早大がアシックスと提携したというニュースは知っていましたが、ジャージの改革がこれほどまでに進んでいたとは驚きです。
伝統に拘らずに、進化しなければいけないのは企業も同じですが、
「変える勇気」をなかなか持てないのが現状です。
この記事を読み、たかがジャージと思うなかれ!
改めてチームや団体のコンセプトについて考えさせられた。(2016/03/18 09:37)

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