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人生の目的は「親の介護」。それでいいのか。

「となりのかいご」代表理事・川内 潤さん(その1)

2018年3月16日(金)

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 今回は、現場で介護者を社会福祉士・ソーシャルワーカーとして支援する側の方に登場していただく。NPO法人「となりのかいご」の代表理事、川内潤さんだ。川内さんは会社員が介護を行う難しさを痛感し、電通、テルモ、ブリヂストンなどをはじめとする企業で、支援活動を行っている。

 「会社員による親の介護はどんな難しさがあるのか」。まさに日経ビジネスオンラインの読者の方に、そして担当編集の自分にとっても切実なテーマだ。松浦さんが介護を行ってきた現場であるご自宅に伺って、じっくり対談していただいた。

※3月18日(日)松浦晋也さんがNHKラジオマイあさラジオに出演します。放送時間などはリンク先をご覧ください

(構成:編集Y)

松浦:今日はよろしくお願いします。わたしの好みで、ウーロン茶を置いておきますので、喉が渇いたらお互い勝手に。

川内:はい。今日はご自宅まで押しかけさせていただいてすみません。ここにいると、『母さん、ごめん。』で読ませていただいた状況が目に浮かびます。

松浦:いえいえ、さっそくですが、川内さんの活動は、「介護をする側をいかに支えるか」というところを重視していますよね。それは自分自身がまさにこの家で体験して重々感じたところです。

川内:はい。

川内 潤(かわうち・じゅん)1980年生まれ。老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任。ミッションは「家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ虐待してしまうプロセスを断ち切る」こと。誰もが自然に家族の介護に向かうことができる社会の実現を目指し、日々奮闘中。

「家族前提」でできている日本の介護システム

松浦:例えば、みんな、母を心配するわけですよ。心配ですね、回復されるのでしょうか、と。でも、介護の矢面に立っている僕の心配はしてくれない(笑)。しかし僕がひっくり返ったら、母も共倒れになるわけですよね。

川内:おっしゃる通りですね。

松浦:介護をサポートするということは、実は、要介護者以上に、介護する側、矢面に立っている介護者を支えないとどうにもならないなということに、自分の経験で気づいたんです。ところが、まだ世の中はそこまで気づいていない。そんな現状で、川内さんはまさに介護する人を支えるということをやっておられる。どういう経緯からなのですか。

Y:川内さんはちょっと異色の経歴なんですよね。ご両親が介護事業をしていて、でも外資系企業に進まれて、そしてこの業界に。

川内:ええ。一応私、大学の4年間で介護関連の勉強や介護保険制度の研究をしていたんです。“理由なき反抗”がいろいろあって(笑)、ビジネスの道に一度は進むんですけれど。でも、大学で学んだ当時、日本の介護制度は「明らかに要介護者のための制度であり、ご家族が家にいることが前提なんだな」と思ったものです。

コメント3件コメント/レビュー

内容が良いだけに、タイトルのセンスの無さが残念。この記事だけでなく、読者の目を引きたいが為の、むやみにエキセントリックなタイトルが氾濫している状況はどうにかならないものか。(2018/03/16 10:24)

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「人生の目的は「親の介護」。それでいいのか。」の著者

松浦 晋也

松浦 晋也(まつうら・しんや)

ノンフィクション作家

科学技術ジャーナリスト。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

内容が良いだけに、タイトルのセンスの無さが残念。この記事だけでなく、読者の目を引きたいが為の、むやみにエキセントリックなタイトルが氾濫している状況はどうにかならないものか。(2018/03/16 10:24)

いつも読ませていただいています。
92歳の母と実家暮らしです。母は、おかげさまで、まだ夜間のトイレも一人で行きます。
85歳のとき原因不明の高熱を出し、それ以来、私が同居するようになりました。
私も仕事を続けていましたが体力がなくなり、最近、やめました。自営業ですから、年金も少ないです。母の年金と私の内職で、いまのところ困りませんが。

今思うと、母はもっと一人で暮らせたのに、私が心配し過ぎたのが仇になったか、と。
母との暮らしは楽しいです。毎日、何かにつけて笑いあっています。
でも、いつまでも続くわけはなく、母が亡くなったら、わたしも死のう、と覚悟していました。
この文章を読ませていただいて、目が覚めた気がします。
なにか「大きなことをやっている自分」みたいに自己肯定しているだけではないのか、と。

母と暮らしつつ、自分の道を歩くことを、もう一度考えてみます。

これからも、いろんなケースや情報を頼りにしています。(2018/03/16 09:50)

川内さんが、現場の介護従事者やケアマネの方の状況に誤解を生まないよう、言葉を選んでいる様子がとても良いし、その逡巡のニュアンスを残して記事にしているのが、編集として素晴らしいお仕事だと思います!(2018/03/16 08:58)

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