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福島第一原発が灰色に染まりゆく

日経コンストラクション記者が現地ルポ

2016年3月9日(水)

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土木・建築系の技術者たちの現場、福島第一原発

 事故発生から丸5年が経過した福島第一原子力発電所。事故の収拾に向けて、何が行われているのか――。電力、原子力関連の作業以外についてはあまり聞こえてきませんが、実は土木・建築系の多数の技術者が、新技術を駆使しながら黙々と作業を続けているのです。

 土木・建設の総合情報誌「日経コンストラクション」では2月22日号の特集で、記者による現地取材を交えながら、福島第一原発の今に迫りました。雑誌の性格上、土木技術者向けのややマニアックな話題もありますが、一般のビジネスパーソンの方にも興味を持っていただける内容だと思います。ぜひお読みください。

(日経コンストラクション編集長 野中 賢)

 毎日7000人弱の作業員が事故収束と廃炉に向けて働く東京電力福島第一原子力発電所。日経コンストラクション記者は1月27日、日本記者クラブ取材団の一員として現地入りした。

 福島県楢葉町のJヴィレッジで本人確認を済ませ、バスで発電所へ向かう。正門付近の入退域管理棟でAPD(警報付き個人線量計)を受け取り、構内へ。この時点では私服にサージカルマスク(風邪の予防などに使うマスク)といういでたちだ。

 鹿島に清水建設、大成建設──。様々な建設会社の下で働く作業員とすれ違う。周囲を見渡すと、かつて緑に包まれていた発電所は、所狭しと並ぶタンクや地表を被覆するモルタルで、灰色に染まりつつあった。

 少し歩いてバスに乗り、作業の拠点である免震重要棟に。ここで白い防護服に身を包み、半面マスクと眼鏡、ヘルメットを着ける。軍足は2重、手袋は3重だ。慣れない半面マスクが息苦しく、緊張感が高まる。

 「ご安全に」の声に送り出され、1号機西側の高台に到着した。建屋群が一望できる。午前中の作業は終わり、資機材は整然と片付けられていた。人の気配はあまりない。

 清水建設が1号機の工事に使っている大型クレーンを見やると、機体に「はやぶさ」の文字が(写真1)。そういえば、少し前に取材した同社の砂山智建設所長が話していた。鉄道好きの担当者が、新幹線にちなむ愛称を付けた、と。確かもう1台は「かがやき」だったか──。無機質な空間で働く人の息遣いを感じると、ようやく気持ちが落ち着いてきた。

写真1■ 1号機原子炉建屋の西面。1号機ではクリーム色をしたカバーの解体が始まった。作業は750t吊りクローラークレーン(左手)を遠隔操作して清水建設が進めている。屋根は2015年10月5日に撤去済みだ(写真:代表撮影)
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