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還暦・桑田佳祐のスゴさが分かる5つの分析

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2016年3月16日(水)

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 今回は、「桑田佳祐還暦記念企画」として、いつもの連載(「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!(日経トレンディネット)」とは別に、ヒット曲分析をしていこうと思います。アーティストによっては「ソロとバンドの活動データは別々に扱って」というお達しが入ることがあるのですが、今回は桑田佳祐の活動を統括して良いとのことなので、思いの限り5つの視点でヒット分析をしていければと思います。

【分析1】1000万枚以上売り上げたのは桑田佳祐だけ!

 このお話をいただいたとき、最もやってみたかったのが「アーティストセールス」での「サザンオールスターズ」とサザン以外での「桑田佳祐プロジェクト」の合算です。まず、アーティスト別にこれまでのシングルとアルバムの総売上を算出したものは表1のようになり、これはテレビやネットニュースなどでよく見かけるデータだと思います。いずれのアーティストも4000万枚を超えるセールスを記録しています。

表1 アーティスト別セールス(シングルとアルバムの総売上)
順位 アーティスト名 売上枚数(万枚)
1 B'z 8218
2 Mr.Children 5906
3 浜崎あゆみ 5055
4 サザンオールスターズ 4883
5 DREAMS COME TRUE 4421
※2015年度までの累計で表を作成。オムニバスなど曲単位の参加は除く。以降、CDセールスはオリコンデータをもとに独自に集計(実際の売上枚数は チャート圏外も含め、もっと多くなると考えられます)


 ただし、桑田の場合、サザンオールスターズのほかに、桑田ソロ、KUWATA BAND、チーム・アミューズ!!、SUPER CHIMPANZEE、嘉門雄三とさまざまな活動があり、特にソロ作品ではミリオンセラーの「波乗りジョニー」「白い恋人達」をはじめ多数ヒットがあるので、桑田のスゴさを知るには、それらを合算したセールスで見るべきでしょう。

 これまで、例えばバラエティー番組などでゲストの芸人さんが「えっ?サザンって4位なの?(もっと上でしょ?)」みたいなコメントをするたび、私は(勝手に)歯がゆい思いをしてきました。そのムズムズ感(?)を解消するために作成したのが、以下のボーカリスト別のセールスです。

表2 ボーカリスト別セールス(シングルとアルバムの総売上)
順位 ボーカリスト名 合算の売上枚数(万枚)
1 稲葉浩志 8523(305)
2 桑田佳祐 6525(1642)
3 桜井和寿 6115(209)
4 浜崎あゆみ 5120(68)
5 吉田美和 4720(299)
※2015年度までの累計で表を作成。表1のアーティスト単体の作品に、各アーティストがメインボーカリストとして参加した作品を合算した。カッコ内は、メインボーカリストとして参加したソロ作品などの総売上枚数。なお、1995年の桑田佳祐&Mr.Children(以降「桑&Mr.C」として表記)「奇跡の地球(ほし)」は、桜井と桑田で二等分した


 上位5組中4組は、いずれも100万枚以上の伸びがありますが、その中でも桑田の場合はプラス1500万枚超と大きく伸びており、サザン単体の4位から2位に浮上します。このように、バンドでもソロプロジェクトでも1000万枚以上を売り上げているアーティストは桑田佳祐のみ、という点は特筆すべきことだと思います。

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