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「一緒に夕食を食べる」ことの凄いメリット

医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ

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2016年4月15日(金)

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 米国・ボストン在住の大西睦子氏に、ハーバード大学における基礎研究の経験や論文、また米国での状況を交えながら、「健康」や「医療」に関するさまざまな話題を解説してもらっているこのシリーズ。今回のテーマは、「家族と夕食を共にするということ」です。
 

家族と夕食を共にするということ

 親が子どもと一緒にできる最も大切なことって何でしょう?

 ハーバード大学医学部アン・フィシェル教授は、ワシントンポストに対して、「子どもと一緒に夕食を食べること」だと言います。フィシェル教授は20年間におよぶ北米、ヨーロッパ、オーストラリアでの研究を通じて、家族と夕食を共にすることが、子どもの心と体に重要だという結果を報告しました。

 今回は、フィシェル教授の記事や他の研究報告を参考に、子どもと一緒に夕食を食べることが、なぜ大切なのかを考えてみたいと思います。



【1】家族との食事は、若者の危険な行動リスクを下げる

 定期的に家族そろって食事をすることは、10代の子どもの喫煙、アルコール、薬物使用、暴力、学校での問題、性的行為、うつ症状や自殺願望など高リスクな行動を減らすことが分かっています。

 米国の25州213都市で小学校6年生から高校3年生、9万9462人を対象にしたミネソタ大学の調査によると、家族みんなで夕食を共にする回数が週に0~1回の子ども(2万135人)は、週5回以上(4万4060人)の子どもに比べ、さまざまなリスクが高まりました。以下は、それぞれの子どもが高リスクな行動を起こした率を比較したものです。

家族みんなで夕食を共にする回数が週に0~1回の子どものリスクvs週5回以上の子どものリスク
[1]アルコールの使用:38.0% vs 20.2%
[2]喫煙:31.4% vs 13.0%
[3]薬物使用:29.1% vs 12.0%
[4]3回以上の性交経験:30.2% vs 11.8%
[5]うつ病/自殺リスク:35.7% vs 17.5 %
[6]反社会的な行動:33.0% vs 17.5%
[7]暴力:41.8% vs 29.7%
[8]学校での問題:30.6% vs 14.6%
[9]過食や嘔吐:16.8% vs 9.8%
[10]極端な体重減少:19.9% vs 10.9%



コメント2件コメント/レビュー

心理学は当たり前のことを再発見する疑似学問とはよくいったものだ(2016/04/17 09:49)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

心理学は当たり前のことを再発見する疑似学問とはよくいったものだ(2016/04/17 09:49)

「なるほどな」と思いました。
昔の日本は、家族そろって食卓を囲むのが当たり前でした。
そこにテレビが入って来て、長時間労働に支配され、いつしか「家族で囲む夕食」の価値が失われてしまいました。

我家はテレビは付けず、ほぼ毎日、家族全員で食卓を囲んでいます。
テレビの代わりに、ラジオを付けています。
ラジオから流れる心地よい音楽と手作りの美味しい食事、そして家族との楽しい会話は、お金をかけなくても、外食でなくても可能です。
またこれが、子供の成長にとって良いものなら、言うことありません。(2016/04/15 10:55)

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