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羽生善治三冠も参戦、AIと戦う棋士は何を思う

「叡王戦」に勝ち抜けば、直接対決が実現

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2016年9月5日(月)

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 棋士とAIが戦う「電王戦」。現在は、来春開催予定の第2期電王戦でAIと対戦する棋士を決める「叡王戦」の本選が9月中旬から始まる。注目はなんといっても、羽生善治三冠の参戦だ。羽生三冠が叡王戦に勝ち抜けば、最強棋士と言われる羽生三冠とAIとの直接対決が実現する。将棋ファンはもちろん、世間の注目は高まるだろう。

 「羽生三冠でも、二番勝負のうち1勝できれば御の字」という向きもあるが、そもそもAIと戦うことを、棋士たちはどう考えているのか──著書『不屈の棋士』の中で、羽生三冠、渡辺明竜王など、現代を代表する棋士11人にインタビューした観戦記者、大川慎太郎氏に話を聞いた。

 ついに現役最強の棋士が将棋ソフトと公式に対戦する!? そんな衝撃がネットを駆け巡ったのは、2016年5月22日のこと。プロ棋士とAI(人工知能)が対決する棋戦「電王戦」の出場棋士を決める予選会「叡王戦」の第2期トーナメントに、羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)が出場すると、主催のドワンゴが発表したのだ。羽生三冠がこのトーナメントを勝ち上がれば、来春開催予定の第2期電王戦で、公の場としては初めて将棋ソフトと対決することになる。

 人間とAIとの戦いと言えば、チェスソフトの「ディープブルー」が世界チャンピオンのガルリ・カスパロフに勝利したのが1997年。囲碁では今年3月に「アルファ碁」が、韓国のプロ棋士イ・セドル九段との五番勝負を4-1で制し、大きな話題となった。

 将棋ソフトの棋力も年を追って向上しており、2010年には女流最強といわれた清水市代女流王将が、2012年には既に現役を退いていた故米長邦雄永世棋聖が敗北。そして2015年4~5月に開催された第1期電王戦では、現役プロ棋士である山崎隆之叡王(八段)が将棋ソフト「Ponanza」(山本一成氏と下山晃氏が開発)に破れた。トッププロ棋士に勝つコンピュータ将棋の実現を目指した、情報処理学会の「コンピュータ将棋プロジェクト」は、同年10月にプロジェクトの終了を宣言している。

第1期電王戦では、山崎隆之叡王(八段)が将棋ソフト「Ponanza」と対局し、2敗した(写真提供/ドワンゴ)
[画像のクリックで拡大表示]
Ponanzaを開発した山本一成氏。開発にはもう1人、下山晃氏が関わっている(写真提供/ドワンゴ)
[画像のクリックで拡大表示]

 ただ、2007年に渡辺明竜王が当時最強と言われた将棋ソフト「Bonanza」(保木邦仁氏が開発)に勝利して以来、タイトルホルダークラスの棋士と将棋ソフトの公の場での対局はない。そんな中で、いよいよ羽生三冠が出場するとなれば、世の将棋好きがザワつくのも納得だ。

コメント6件コメント/レビュー

たとえば、オリンピックで機械と勝負して人間が勝てるかと考えれば、走る・飛ぶ・持ち上げるというような単純なものほど絶望的に不可能でしょう。
そして、チェス・将棋・囲碁は偶然の要素を完全に排除した、単純な「機械にとって最も都合の良い」ゲームです。人間が勝てなくなるのは当然で、逆に「機械に囲碁で負けた=機械が人知を超えた」という理解は全くのナンセンス。人間にとって困難なことが、機械には容易だというのはありふれたことです。
しかし、20世紀には全くの夢物語だと思っていましたが、22世紀に猫型ロボットが人間と共同生活をおくるのは、もう予測可能な未来になってしまいましたね。。(2016/09/06 13:38)

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たとえば、オリンピックで機械と勝負して人間が勝てるかと考えれば、走る・飛ぶ・持ち上げるというような単純なものほど絶望的に不可能でしょう。
そして、チェス・将棋・囲碁は偶然の要素を完全に排除した、単純な「機械にとって最も都合の良い」ゲームです。人間が勝てなくなるのは当然で、逆に「機械に囲碁で負けた=機械が人知を超えた」という理解は全くのナンセンス。人間にとって困難なことが、機械には容易だというのはありふれたことです。
しかし、20世紀には全くの夢物語だと思っていましたが、22世紀に猫型ロボットが人間と共同生活をおくるのは、もう予測可能な未来になってしまいましたね。。(2016/09/06 13:38)

コンピューターに挑むこと自体は新たな挑戦で喜ばしいことと思います。ただ一方で疑問に思うのが、これら将棋ソフトはAIに分類して構わないのだろうか?私も大学で人工知能を研究する機会があったが、将棋の場合、過去のデータの蓄積とそれによる確率計算に過ぎない気がします。あくまでデータ集積・解析からの将棋ソフトの域を出ていない、それだけのきがしてしまいます。そのため、ちょっと持ち上げられすぎというか・・・過度に騒ぎすぎというか・・・。(2016/09/06 13:09)

非常に興味深い内容でした。変化に追従するものが勝ち続けるという法則は変わらないと思います。総力で上回るものが勝つということです。例えばトップレベルのアスリートには必ず裏方がいて個人競技でも裏にはチームの存在があるように、棋士もチームが編成される時代になっても良いと思います。(2016/09/05 13:21)

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