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競輪がまさかの「無観客レース」で復活したワケ

ネットに特化して新たなファン獲得

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2016年10月20日(木)

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 長期低落傾向にあった公営競技の「競輪」に、ちょっとした異変が起きている。ファンの高齢化や娯楽の多様化などで20年以上減収が続いていたが、2014年度(2015年3月期)と2015年度(2016年3月期)の2年連続で増収に転換。その理由の一つが、観客を競技場に入れない「無観客レース」だという。

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 競輪は競馬などと同じ公営競技の一つで、7~9人の選手が競輪場のバンクでスピードを競う。観客はその順位を予想して車券を購入し、的中すれば払い戻しが得られる。車券の売り上げは少ない場合でも1レースで数百万円、大きなレースになると数十億円単位にのぼる。売り上げのうち75%が的中者への払い戻し、25%が選手への賞金や運営費、運営元を通じた社会貢献事業などに充てられる仕組みだ。全国43の競輪場で、通常は1日10~12個のレースを3~4日セットにした単位で行われている。

 公営競技はいずれも売り上げの長期低落傾向が続いている。状況を打開するために各競技の運営団体は、馬券や車券の販売チャネルの多様化を進めてきた。レースが行われている競技場でなくても購入できるようにしてきたのである。その一つが90年代末から始まったインターネット経由での販売だ。今ではどの公営競技も自宅からブラウザーやスマホ上でレース観戦やオッズ(倍率)の確認、馬券や車券の決済などが可能になっており、ネットでの売り上げを年々拡大している。

競輪の車券売り上げと入場者数の推移。1991年度以来前年割れが続いていたが、売り上げは2014年度に23年ぶりに増加
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 そうした取り組みの効果からか、競馬や競艇については2010年前後から底を打った傾向が表れているが、競輪については止まることがなかった。売り上げは20年以上前年割れが続き、ピーク時の1991年度の3分の1以下にまで落ち込んでいる。その競輪が2014年度に突如増収に転じた要因とされるのが、「無観客レース」の存在だ。

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