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USJをV字回復させた森岡氏が企業再生会社を設立

新会社のビジネスモデルとは? その狙いを明かす

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2017年10月19日(木)

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経営の危機にひんしていたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)をV字回復させた立役者、森岡毅氏。同社を2017年1月に退任した後は、「次はどこに移籍するのか?」と業界内外の注目を集めた。そしてついに、半年以上の“空白”期間を経て、再始動を発表。彼が選んだ道は、マーケティングを主軸とする新しい会社の立ち上げだった。森岡氏の新しいビジョンは何か、どこよりも早くお伝えする。

インタビューに応じる森岡毅氏
[画像のクリックで拡大表示]

新しい会社の設立主旨を教えていただけますか。

森岡: マーケティングの力によって、持続可能な企業再生を手がけることです。マーケティングの本質は、その企業の製品やサービスが選ばれる“必然”をつくり出すこと。言い換えれば、売れる仕組みをつくることです。そのノウハウを移植するのが、新しい会社の役割です。

 社名は、「刀(カタナ)」としました。マーケティングの精鋭をそろえています。

日本風の社名に込められた意味は?

森岡:「日本を元気にすること」が、社の理念の根底にあるからです。今の日本が直面しているさまざまな問題に対して、マーケティングを駆使して解決策を示す。それが日本全体の活性化につながるはずです。日本は、本当の意味でのマーケティングの普及が遅れています。これから世界と戦うための武器として、我々がマーケティングという「刀」を提供するわけです。私個人の究極的な目標は、「日本のブランドマネジャー」になること。“ジャパンブランド”を強くする活動に、必死で取り組んでいきたいですね。

マーケティング精鋭集団「刀」の創業メンバーは森岡氏(右)と今西聖貴氏(写真中央)、立見信之氏(写真左)の3人
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森岡毅氏(代表取締役 CEO)
●戦略家・マーケター

1972年生まれ。神戸大学経営学部卒業後、96年P&G入社。ブランドマネージャーとして日本ヴィダルサスーンの黄金期を築いた後、2004年P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍、北米パンテーンのブランドマネージャー、ヘアケアカテゴリー アソシエイトマーケティングディレクター、ウエラジャパン副代表を経て、2010年USJ入社。12年、同社CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)、執行役員、マーケティング本部長。USJ再建の使命完了後、17年、マーケティング精鋭集団「」を設立。主な著作に『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』、『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』、『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』(共著)がある

今西聖貴氏(シニアパートナー インテリジェンス)
●市場構造の解析および需要予測モデル開発・運用のプロフェッショナル

1953年生まれ。シンシナティ大学大学院理数部数学科修士課程卒業。83年P&G入社。日本の市場調査部で抜群の実績を上げて頭角を現し、92年P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍。160カ国を超える市場でビジネスを展開するP&Gの中枢において、世界各国に有効な需要予測モデルの開発、世界中の市場分析・売上予測をリード。2012年、森岡の招聘によりシニア・アナリストとしてUSJ入社。17年、森岡らとマーケティング精鋭集団「」を設立。代表著作に森岡と共著のベストセラー『確率思考の戦略論』がある

立見信之氏(シニアパートナー ファイナンス)
●ファイナンスのエキスパート

1971年生まれ。早稲田大学法学部、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士課程卒業後、98年に三井物産入社。三井物産戦略研究所で新規事業立ち上げのプロジェクトマネジャーを務める。2004年ボストン コンサルティング グループに移り、消費財メーカーの海外進出案件や外資系エンターテイメント企業の通信事業進出などのコンサルタントを務める。11年、USJ入社、企画部長として中期戦略および資本政策の企画立案・実行を牽引。USJにおいて困難を極めた投資とリターンのファイナンシャル・マネジメントをリード、森岡をサポートし、USJのV字回復に貢献した。17年、森岡の志に共感し、マーケティング精鋭集団「」を設立

コメント6件コメント/レビュー

森岡さんの再始動、期待しかありません。
「刀」という響きも覚悟が伝わってきて心地よいです。
そしてその社名がすっと入ってくるのも、今まで森岡さんが出してきた結果と信用、信頼の高さに依るものなのでしょうね。(2017/10/30 06:17)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

森岡さんの再始動、期待しかありません。
「刀」という響きも覚悟が伝わってきて心地よいです。
そしてその社名がすっと入ってくるのも、今まで森岡さんが出してきた結果と信用、信頼の高さに依るものなのでしょうね。(2017/10/30 06:17)

現在の日本企業、特に中小企業にはまだまだ無駄な部分が多く、
またその無駄な部分を必要以上に重要視することで自ら泥沼に足を踏み入れているパターン、結構あると思います。
地力はあるのにそういった不必要な部分を守った結果倒産というパターンを減らせるのではないでしょうか。
なにはともあれまずは経営者の意識を変えることからですね。(2017/10/23 10:05)

東京じゃなく大阪にオフィスを構えるところが良い。東京ならマッキンゼー等と競合する。大阪は能力があっても垢抜けてない無い会社が多いからマーケティングで伸びる素地は大きい。今後に期待したいから定期的に取り上げて欲しい。(2017/10/19 23:22)

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