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「逆学歴コンプレックス」の悶々と、新しい光。

2018年1月26日(金)

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とにかく学歴が気になって

 年が明けて、寒さが一段と厳しくなると入試の季節だ。少子化とはいえ、大学のセンター試験はニュースになるし、変わった問題が出ればあれこれと話題になったりもする。
 そんなニュースを見ながら、ついつい自分自身の経験を思い出した人も多いのではないだろうか。

 学校の受験は、まだ人生経験の浅い十代の若者にとっては相当の試練だ。そして、その結果は「学歴」としてついて回る。
 もっとも、就職時に大学名を問わない企業も増えてきてはいる。それに、学歴だけで出世できるほど甘い会社は少ない。
 とはいえ、心の中で学歴にこだわる人はいるようだ。大手の名門企業に勤めるMさんもその一人だろう。

 ただし、その心理は複雑だ。というのも、Mさんの卒業した大学は誰もが認める名門大学なのである。それ自体に、コンプレックスがあるわけではない。もちろん、Mさんも他の卒業生のように強い誇りを持っている。

 ところが、なかなか自分の結果がともなわないのだ。40前に営業本部の課長になったのは、自分にとっても周囲から見ても「順当」な感じだった。しかし、そこから数年経った辺りから停滞してしまった。
 頭の回転は速く、それなりに押しも強い。取引先には官公庁系も多く、それもまたMさんにとってはやりやすかった。同じ大学の出身者が多いからだ。
 ビジネスの競争は激しい。ことに業績が低迷したり、災害のような突発的なことがあると、今までの方法は通用しない。
 そうなると、意外な人が出世したりすることも増えてきた。そんな中で、Mさんにとっては「大事件」があった。
 社長の交代である。

「聞いたこともない大学」出身で社長に

 社長の交代そのものはある意味順当だった。常務からの就任で、年齢がグンと若返ったことが目を惹いたが、「いつかは」と思われていた実力者だったからだ。
 事業再編などにメドをつけた前社長が「攻め」のための布陣を求めた、とメディアでは解説されていた。

 しかし、Mさんにとっての驚きは新社長の出身大学だった。地方の私立大学で、どんな大学なのかもわからない。社内でも出身者は少ないから、Mさんにとっては「聞いたこともない」ような感じだ。
 そして、Mさんの上司にあたる部長や役員の出身校もさまざまになってきた。どうやら、同じ学校の先輩は影が薄くなっているようなのだ。

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「「逆学歴コンプレックス」の悶々と、新しい光。」の著者

山本 直人

山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

博報堂でクリエイティブ、研究開発、人事などを経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動をおこなう。著作に「グッドキャリア」など多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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5年前は(日本製を好む中国人の消費は)一過性のものだと考えていた。

高原 豪久 ユニ・チャーム社長