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「それを考えるのが君の仕事」と言われても

会社の基準に縛られる男たち

2016年4月22日(金)

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高尾山で体験した世界観の転換

 何かの言葉で人生観が変わる、という劇的な話をたまに聞くことがある。そんな経験があるか?と尋ねられれば「ある」と答えるだろう。まあ「劇的」というのは大袈裟かもしれなが、「目から鱗」というくらいに印象的な体験ではあった。

 それは、別に「すごい人」が語っていたわけでもないし、ビジネスの最前線で体験したわけでもない。場所は高尾山だ。

 天気のいい休日にふらりと出かけて、のんびりと山頂を目指していた。それなりに人がいて、僕の近くには中年女性のグループがいて、世間話に余念がない。

 「○○さんの嫁はきついから」と、どうして山へ来てそんなことを話すのかと思うが、まあ彼女らは、きっといつもそんな感じなのだろう。そして、間もなく頂上という頃に、話が妙なことになっていく。

 「まだ、頂上は遠いのかしら」「そうねえ、ちょっと疲れてきたわね」などと会話が続くうちに、1人がこんな提案をしたのだ。

 「もう、ここが“頂上”ってことにして、お弁当食べない?」

 傍で聞いてて、いったい何を言い出したのか?と思う間もなく「そうしましょう!」と賛同が集まり、彼女たちはシートを広げ始めたのである。

 「ここを頂上とする」と決めてしまうという発想は一体どこから来たのか。しかし、そうやって生きていけばストレスは相当少なくなるかもしれない。人は、「誰か」が決めた基準に従って行動していることが多く、その基準に達しないから、悩んだりする。

 山の頂上も自分で決められるように、日々の仕事の目標も自分で勝手に決められたらどんなに楽か。

 「今日は“達成”ってことにして飲みに行くか」

 そんなことはないだろ、と思うが、あの女性たちはあの時、そういう世界に生きていたのである。

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「「それを考えるのが君の仕事」と言われても」の著者

山本 直人

山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

博報堂でクリエイティブ、研究開発、人事などを経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動をおこなう。著作に「グッドキャリア」など多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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