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唐突にぶちキレる、制御不能なミドルの焦り

疲れ?睡眠不足?心の不調に明快な答えはあったのか

2017年6月23日(金)

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いつもの職場で金曜朝の「大惨事」

 金曜日の朝のオフィスは、どこかソワソワしている。しかもその後が三連休ともなれば、なおさらだ。ここを乗り切って楽しい週末を迎えるために、ちょっと無理をして頑張ってきた者たちが、仕事の区切りに向けて朝から慌ただしくしている。

 そんな中で、ちょっと異様な光景が起きていた。X課長が、2人の社員をずっと叱責している。それも、段々と声が大きくなってきたので、周りの者たちもコッソリと様子を伺い始めた。

 立ったまま、うつむいている2人は、新入社員の男性と、そのトレーナーの女性だ。新人はもちろん不慣れなところはあるが誠実に働いているし、5年目でトレーナーを任された彼女は若手のホープでもある。
 そんな2人に、いったい何があったのか。一方的に言われ続けたトレーナーの女性が、ようやく口を開いた。

 「しかし、課長……」

 それが何かの合図になったように、X課長は立ち上がるといきなり大声を出した。

 「そもそも、何もわかってなぁい!」

 その後は、いわば「ブチ切れた」状態になってしまった。
 うつむいたままの新人と、唇をかみしめるトレーナー。ところが課長の言っていることには、特に何かの中身があるわけではない。

 「だから、だから、本当に!」

 そんな感じで、単なる罵詈雑言になっている。そして、ついに女性社員が声を上げて泣き始めてしまった。

 それでも、課長はまだ怒っている。さすがに見かねた者が落ち着かせようとしても「うるさい!」と言って、暴れそうな勢いだ。まずは若い2人をその場から離して、しばらくするとオフィスには奇妙な静寂が漂った。

 「まるで、テロのようだった」

 ある社員は、そう思い起こしている。誰かが「血の金曜日」と言って、その事件は有名になった。

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「唐突にぶちキレる、制御不能なミドルの焦り」の著者

山本 直人

山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

博報堂でクリエイティブ、研究開発、人事などを経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動をおこなう。著作に「グッドキャリア」など多数。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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佐々木 眞一 日本科学技術連盟理事長、トヨタ自動車顧問・技監