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日本最西端「与那国島・西崎」で夏を楽しむ

2016年7月30日(土)

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 第1回目は日本の最北端第2回目は最東端についてそれぞれ紹介した。第3回目は日本の最西端について紹介したい。

 日本の最西端は、沖縄県の八重山列島の西端に位置し、本来の日本最西端と、一般人が行くことの出来る日本最西端とが唯一、一致している場所である。その場所とは、沖縄県にある与那国島(よなぐにじま)で、島の西端(沖縄県八重山郡与那国町)にある「西崎」が日本の最西端となる。ここでは「にしざき」ではなく、「いりざき」と呼ぶ。

与那国島全体図(出典:国土地理院「地理院地図(電子国土Web)」より)
西崎付近(出典:国土地理院「地理院地図(電子国土Web)」より)

 沖縄地方の方言で、「西」は「いり」と呼ばれている。「西表島」を「いりおもてじま」と呼んでいるのは有名である。反対に「東」は「あがり」と呼ぶ。与那国島にも「西崎」の反対側に「東崎」が存在するが、やはり「あがりざき」と呼ばれている。現在のところこの呼び方は、「日の出=あがり=東」、「日の入り=いり=西」からきているという説が有力である。

 さてこの「西崎」は、国土交通省国土地理院の「日本の東西南北端点の経度緯度」によると、東経122°56′01″、北緯24°26′58″に位置する。日本で一番遅く夕陽を見られる場所でもある。今回はこの「西崎」へ、夏到来直前の4月に訪れてみたので、ご紹介したい。

与那国島への道

 与那国島へは主に石垣島が玄関口となる。そこから飛行機かフェリーでのアクセスとなる。飛行機を利用する場合は、沖縄本島からも直接アクセスできる。

 メインは飛行機での渡航となり、南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港から与那国空港までは1日3便、所要約35分、那覇空港から与那国空港までは1日1便、所要約1時間30分で、琉球エアーコミューターが運航している。

与那国空港

 フェリーの場合、「フェリーよなくに」が週4便(2往復)、福山海運が運航している。石垣港発が毎週火・金曜日の10:00発、与那国島・久部良(くぶら)港発が、毎週水・土曜日の10:00発で、所要は約4時間となる。出発時間の30分前までの乗船が必要。この与那国航路、潮流が激しい海域を通るため揺れが大きく、船に慣れていない人の間では「酔う船」としても有名である。なお、フェリーよなくにのドック(検査)期間中は、代船による運航となるため、その期間は更に所要時間が多くかかる。最新情報等、詳細は各社ホームページ等を参照してほしい(上記は共に2016年4月時点の情報)。

久部良港と西崎。「フェリーよなくに」の先に、西崎が見える

与那国島について

 与那国島は周囲27.49km、面積28.95平方kmの島で、台湾より約111km、石垣島より約127kmに位置している。八重山列島の他の島とは異なり、黒潮が直接、島の周辺を流れる外海の中の孤島で、断崖絶壁に波が打ち付ける荒々しい景観が特徴の島である。

 かつては「渡難(どなん・どぅなん)」と呼ばれるほど、渡る事が難しい島であった。「どなん(どぅなん)」という名は現在、数種類ある地元泡盛の銘柄の一つとしても有名である。また石垣島より、台湾のほうが距離的に近く、年に数回ほどではあるが、台湾を望む事ができ、国境を感じさせる島でもある。

 島内には主に3カ所の集落があり、空港から一番近く、北部に位置する島の中心の祖納(そない)地区、島の西部でフェリー発着の港がある久部良(くぶら)地区、島の南部に位置する比川(ひがわ)地区に分かれる。いずれの地区も、民宿等の宿泊施設が存在する。

与那国島案内図(出典:昭文社刊「まっぷる石垣・宮古 竹富島・西表島 '16-17」より)
まっぷるマガジン他のガイドブックは、施設の解説の他、掲載の物件が表示された地図もあり、計画から街歩きまで使えて便利。また購入者特典として、「まっぷるリンク」をダウンロード(無料・通信料は除く)すると、スマートフォンで該当地域の記事や地図を見ることもできる(一部対象外の商品もあり)。
※地図を撮影して掲載しているため、縮尺は正確ではありません。

 島内は意外と起伏が激しく、自転車での周遊はかなりの健脚向けとなる。メインはレンタカー、レンタルバイク、観光タクシー等での周遊となる。路線バスは祖納~久部良間の往復、祖納~久部良~比川~祖納間の循環と、島の西側部分のみの運行で、祖納周辺や西崎、比川周辺を訪れる際には観光客も無料で利用できるが、東崎や立神岩等、島東部方面の観光には不向きとなる。また1日7便のため、時刻等にも注意が必要となる。

 島内に都市銀行や地方銀行のATMは存在せず、ゆうちょ銀行のATMが与那国郵便局(祖内)と久部良簡易郵便局(久部良)に、JAおきなわのATMが与那国支店(祖内)に存在する(上記は共に2016年4月時点の情報)。

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「日本最西端「与那国島・西崎」で夏を楽しむ」の著者

井川 勝也

井川 勝也(いがわ・かつなり)

昭文社出版制作部

1969年埼玉県生まれ。小学生の頃の授業で地図の面白さに惹かれる。大学卒業後、 昭文社へ入社。地図や旅行書出版物の編集・製作・検査等に携わり、数々の商品を手掛ける。現在も地図を片手に日本・アジア各地を巡る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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