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ユニークなルールで決断する

まだある、凄い意思決定

2016年5月11日(水)

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 5月9日号の日経ビジネス特集「強い会社は会議がない」では、スピード経営を極めた先進企業の「即断即決術」を取材した。即断即決をサポートするツールとして 前回紹介したのが「人工知能(AI)」の活用だ。主として大手のグローバル企業がAIの活用を試みている。一方で、地方の有力企業や新興企業の経営者も、ユニークな独自のルールで即断即決を目指している。具体例を紹介しよう。

 大規模テロからパナマ文書漏洩まで、最近世界では想定外の出来事が起こり続けている。不確実なことが増え、いち早く適切な判断が求められる時代になった。意思決定の迅速化が求められているのは、グローバル企業やエクセレントカンパニーだけの話ではない。地方の有力企業や新興企業でも独自のルールを基に即断即決を実践している経営者がいる。

 まず意思決定の場所にこだわるのが、石川県で婦人服などを扱うフクズミの福住裕社長だ。福住社長は新幹線の車内で、退店や改装など自社の戦略を考えている。

 福住社長は北陸新幹線を利用して金沢駅から東京駅へ向かう。所要時間は2時間56分。片付け時間も見込み、一駅手前の上野駅へ到着するまでの2時間50分で決めることをルールにしている。福住社長は「上野へ到着するまでに決めてしまうと考えてから乗り込んでいる。時間を区切って追い込まないと良い判断ができない」という。

フクズミの福住裕社長。時間を区切って決断することで即決する

 短時間で決められるように、福住社長は日頃から入念な準備を欠かさない。例えば人口や市場の推移といった、経営上の判断をするために必要な材料は出張前に集めておく。車内では商圏内にいる対象顧客は何人いるのか、シェアはどの程度とれば良いのかといった具合に数字を用いながら論理的に考えていく。新幹線に乗る時には、「決めるだけ」の状態にしているのだ。

 2015年に北陸新幹線が開通するまでは、近所のコーヒーショップで「2時間で決める」といったように時間を区切っていた。だが取引先や社内から電話が掛かり、中断することも少なくなかった。北陸新幹線はトンネルが多く携帯電話がつながりづらい。「新幹線の方が邪魔されることは少ない。即決しやすくなった」(福住社長)。4月に婦人服店を改装することも新幹線の車内で決めたという。

ボツ案件から新事業を探す

 次に意思決定の判断材料の選び方に独自のルールがあるのは、健康食品などを手がけるサニーヘルスの西村峯満会長だ。新規事業として参入するかどうかを考える時のルールが独特で「部下が検討してやらないと決めた案件のなかから探す」のだという。

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「強い会社は会議がない 即断即決の極意」のバックナンバー

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「ユニークなルールで決断する」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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