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「植物肉」は“ほぼ”肉の味だった

米西海岸で注目の次世代ハンバーガーを食べてみた

2017年5月17日(水)

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植物肉のハンバーガーは健康的な味だった

 まず、訪れたのがビヨンド・ミートだ。同社には昨年10月、三井物産も出資している。その際、日経ビジネスオンラインで食レポを掲載している(西海岸でブレイク!「植物肉」ハンバーガーの味~ゲイツ氏や前マックCEOが関与、三井物産も出資)。だが3月中旬、改めてビヨンド・ミート本社のキッチンで試食した。出迎えてくれたのは、取締役会長のセス・ゴールドマン氏だ。

米ビヨンド・ミート会長のセス・ゴールドマン氏。1998年に米オネストティー創業。2011年に米コカ・コーラに売却し15年から米ビヨンド・ミート会長。現在もオネストティーやコカ・コーラに関わる(写真:鈴木香織)

 ゴールドマン氏はオーガニックとフェアトレードにこだわった飲料ブランド「オネストティー」の創業者であり、同社を米コカ・コーラに売却した実績を持つ。いわば、新興食品ブランドのカリスマ的存在で、現在もコカ・コーラの北米地域におけるイノベーション・カタリストとして新興ブランド育成について助言をしているほか、名誉TeaEOとしてオネストティーの経営に関与している。

 「息子からのアドバイスで、11年前に私もベジタリアンになったのですが、正直、ハンバーガーを食べたくて仕方がありませんでした。もちろん、これまでも野菜などで作った、いわゆるベジバーガーもありましたが、どれもおいしくない。その状況をビヨンド・バーガーが変えました。それが、私がこの会社に参画した理由です。まあ、食べてみて下さい」

熱した鉄板に乗せると、本物の肉を焼くときのジューッといういい音がする(写真:鈴木香織)

 従業員の1人が、オフィスの一角にあるキッチンでビヨンド・バーガーを焼いてくれた。ジューッという音とともに、微かに肉に似た香りが漂ってくる。既に昨年、三井物産社内のキッチンで試食していたため驚きはないが、熱が通ってくると油も滴ってくる様子は、肉そのものだ。

 ゴールドマン氏が、ビヨンド・バーガーの特徴を説明する。

 「私たちは、ハンバーガーをMRI(磁気共鳴画像)診断をするかのように、タンパク質や脂質などが分子レベルでどのように構成されているかを分析しました。そして、その結果を基に、植物性タンパク質や植物由来の油やフレーバーなど、より自然で健康な代替物でハンバーガーを再構成しています」

 「コレステロールはゼロ、飽和脂肪も環境負荷も少ない。牛を育てるには何カ月もの歳月と広大な土地、大量の水とエネルギーを必要としますが、エンドウ豆を使った植物性タンパク質なら、その心配はありません。しかも、おいしい。ブラックボックス化した独自技術で肉の食感やジューシーさ、風味を再現。これこそがブレークスルーです」

ハンバーガーのバンズで植物肉やトマト、アボガドなどを挟んで食べた。見た目にはほとんど「植物肉」であることは分からない(写真:鈴木香織)

 焼きあがった植物肉のパティにトマトやアボカドを加えて、バンズで挟んだ。見た目には、かなり本物の肉のようだ。実際に食べてみると、食感は本物の肉よりは歯ごたえが若干弱く、肉特有の風味をあまり感じないためか、本物のハンバーガーよりも軽い印象を受ける。とはいえ、パンチが弱い分、食べた後も胃がもたれるような感覚にはならず、健康的なハンバーガーという印象だった。

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「「植物肉」は“ほぼ”肉の味だった」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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