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怪しすぎる、中国「水中ロボット」が日本に上陸

サカナがエサを食べる瞬間をVRで間近に見える

2017年5月17日(水)

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「あ、怪しすぎるだろ!」

 今週月曜日(5月15日)の早朝。いつものようにベッドの中でメールをチェックしていた私は、見知らぬ会社から届いた添付ファイル付きのメールに一人で突っ込みを入れていた。

 毎日、山のように売り込みのメールがやって来る。通常であれば1秒でゴミ箱入りである。ましては先週末にサイバー攻撃が全世界を襲った直後だ。会社のシステム部からは注意を喚起するメールも届いており、なおさら慎重にならざる得ない月曜日である。

メールに添付されていた画像。「お魚さん、いくらなんでも、用心しなよ」と言いつつ、添付ファイルを開いてしまっていた自分の不用心に気が付く・・・

 しかし、スマホのゴミ箱ボタンを押せない自分がいた。だってメールの件名に『海底を探る水中ロボットPowerVision新製品発表会』なんて書かれた日には、気になって気になって、二度寝もできやしない。

 メールの文面を読みながら、ますます怪しく感じた。「釣り大国・日本にて革命を起こす!」「新製品潜水ドローン”PowerRay”とは?」・・・こういう大げさな表現を使うリリースの大半はハズレである。自信がないから、過激な言葉で客(=メディア)を呼び込もうとする。「全米大ヒット」と書かれた映画のほとんどが面白くないのと同じだ。PR会社には猛省を促したい。

 それでも、私は新製品発表会の会場に向かった。やっぱり「海底を探る水中ロボット」をこの目で見てみたかったのだ。心の中ではワクワクしているくせに、想定質問は厳しい内容ばかりが浮かんだ。

「4Kカメラ内蔵とか言ってもさ、そんな澄んだ海や川がどこにあるんですか?」
「水中で制御不能になったら、どう回収するんですか?」
「そもそもいくらなんですか?」
「PowerVisionって、何だ、中国のベンチャーかよ」・・・

 会場に着いたら、結構な人出で驚いた。ざっと見て70~80人ぐらいだろうか。やはり、私と同じで新しもの好きが多いのだろうか。名刺交換している人が異様に多いので、メディアより代理店とか関係者が多いと見た。

北京でハイテクベンチャーが集積する「海淀区」でパワービジョンを創業したウォーリー・ジャンCEO(最高経営責任者)。手に持つのが期待の水中ロボット「PowerRay」

 「PowerRay」はリモコンで操作する水中のロボットだ。4K UHDカメラを備え、12メガピクセルの写真が撮れる。動画にも対応していて、手元のスマホにリアルタイムに1080pのストリーミング映像を映せるという。詳しい仕様は(こちら)をご覧いただきたい。

コメント3件コメント/レビュー

着想が面白い。中国人にもこのような遊び心を持った製品が作れるのですね。
ただ、機能をたくさん改良する必要が出て来たときに、日本人と同じほどの
情熱とマメさをもって対応してくれるのでしょうかね。(2017/05/17 10:45)

「「1分読了」」のバックナンバー

  • 「1分読了」

    2017年5月17日

    怪しすぎる、中国「水中ロボット」が日本に上陸

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「怪しすぎる、中国「水中ロボット」が日本に上陸」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

着想が面白い。中国人にもこのような遊び心を持った製品が作れるのですね。
ただ、機能をたくさん改良する必要が出て来たときに、日本人と同じほどの
情熱とマメさをもって対応してくれるのでしょうかね。(2017/05/17 10:45)

軍事利用でしょう。(2017/05/17 09:56)

中国を舐めていると恐ろしい事になる。そもそも日本を見てみろ、特に戦争直後の産業はライセンス生産とパクリばかりの輸出だった。それを徐々に自らの技術に変えて独自に改良を加えて進化していって今の石杖となった。中国だって先進的な考えの企業ではパクリを抜け出して独自の進化をするし更に新しい物を生み出す。コピー品ばかりで満足するような会社はいずれ淘汰されるだろう。そう考えるとコピー品から脱却した中国製品は品質はともかく思いもよらない製品がどんどん出てくるだろう。それと筆者は20万円も出して買う人がと言うが逆にたった20万円でこの性能なら飛びつく個人は元より企業もいるのでは無いか?ちょっとした水中調査なら潜水夫を雇うこと無く自力でできるからだ。そのうちアームやマニピュレーターも付いてちょっとした作業や小物を回収する位はできるようになるかも知れない。養殖の魚の調査や海底のウニやアワビの育成状況の確認にも使えるかもしれない。今は難しくても次世代型なら応用として使えるかも知れない。情けないのは日本では同じようなものを研究開発していても製品として安く売り出すメーカーが無かった事だ。産業用の特殊な水中ロボットはあっても誰もが使ってみたいと思わせる製品を出せない事が残念だ。(2017/05/17 09:24)

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