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「フォーチュン500」企業の4割が入れ替わる

米シスコのIoT事業トップが語るファナックと組んだ理由

2016年5月23日(月)

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 IoT(モノのインターネット)の進展であらゆるデータが自由に取引されるようになり、新たなビジネスが生まれる時代が訪れている。
 ヒト、モノ、カネと同じように、データが経営の根幹になる「データ資本主義」。日経ビジネス5月23日号の特集では、データ資本主義の到来に備えた産業界の動きをレポートした。

 その1社が米シスコシステムズだ。ファナック、米ロックウェルオートメーション、プリファード・ネットワークス(東京都文京区)と共同で、工場向けのIoT基盤「フィールド・システム」を開発すると発表。いち早く覇権を握ろうとIoTビジネスへのシフトを加速させている。IoT事業を統括する、ローワン・トロロープ・シニアバイスプレジデントに、データ資本主義の生き残り方を聞いた。

米シスコシステムズでIoT事業を統括するローワン・トロロープ氏(写真:陶山 勉、以下同じ)

シスコのIoTビジネスは、パートナーシップによるものが多い印象を受けます。先日もファナックなどとの共同開発を発表しました。事業分野や協業相手の選び方は。

トロロープ:IoTビジネスでは、1社で成功するのは難しく、パートナー探しが重要になります。当社では、IoTに関して4つの部門があります。その中で、アプリケーション部門は、私が判断を下しています。

 アプリケーションの事業分野についてですが、まず業界を選ぶことから始めます。IoTが進んでいる業界とそうでない業界があり、その可能性についても判断が必要です。シスコとして参入を決めているのは、産業機器などの製造業、都市開発、自動車の分野です。

 次に、各企業の投資意欲とマーケットを見ます。我々と組もうとする意欲があるか。そして我々と組んだ時に付加価値がどれくらい上げられるのか。我々はプラットフォームをオープンにしようとしています。どこに投資するかはその企業の判断なので、その見極めも必要になります。

その点で、ファナックと組んだ理由は。

トロロープ: 稲葉善治社長に非常に先見性があったことです。ビジョンに富んだトップの熱意がありました。ただ、我々はパートナーを限定するつもりはありません。製品とプラットフォームを提供しますが、こうした協業はもっとたくさん出てくるべきだし、これから出てくるでしょう。

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「「フォーチュン500」企業の4割が入れ替わる」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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