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ヘルステックのFiNCが示す「人脈はカネなり」

10社超の大企業から資金調達、協業先をスピードで魅了

2017年7月11日(火)

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最近、急成長しているスタートアップが、スマホを活用した健康支援サービスを手掛けるFiNC(フィンク、東京都千代田区)。主要事業はダイエットを支援するスマホアプリや栄養士・トレーナーの派遣といったBtoC事業だが、システム提供やコンサルティングサービスを通じて、大企業の健康経営を支援するBtoB事業も手掛けている。フィンクはこれまでに、10社を超える大企業から出資を受けている。なぜ、大企業を魅了するのか。その秘訣に迫った。

 「フィンクの強みの一つは、経営陣の人脈の広さにある」。そう話すのは、スマホを活用した健康支援サービスを手掛けるFiNC(フィンク、東京都千代田区)でBtoB事業を担当するウェルネス経営事業本部シニアマネージャーの岩本夏鈴氏だ。

フィンクの岩本夏鈴氏。協業する大企業には、ビジョンへの共感はもちろん、スピード感をもってゼロから何かを生み出すという「前例のないこと」をやり切る覚悟を持ってほしいという。

 もっとも、経営陣の人脈は創業当初からあったわけではない。きっかけとなったのは、現在、代表取締役副社長を務める乗松文夫氏の入社だった。

 乗松氏はみずほ銀行元常務で、14年にフィンクに入社する直前は東日本大震災の被災地で医療連携システムを構築するプロジェクトに関わっていた。フィンクのCTO(最高技術責任者)の南野充則氏の紹介で溝口勇児社長に会った乗松氏。「話を聞いて、面白い会社だとは思ったが、当初は社外取締役や顧問といった形で月2~3回関わることを考えていた」と振り返る。

 一方で、「当時フィンクはスタートアップとして注目されつつあったものの、どうしても若手の集団ということで信用を得られず、資金集めに苦労しているようだった」と打ち明ける。フィンクが掲げる夢や理想を実現していくために、自分の金融知識や人脈が役に立つだろう――。「65歳も超えたところだし、この先の人生をフィンクに懸けてみようと思った」。そう乗松氏が決断するまでに時間はかからなかった。

 乗松氏は入社後、日本興業銀行時代の後輩でありゴールドマン・サックス証券で本部長をしていた小泉泰郎氏をCFO(最高財務責任者)として招聘。さらにその後も、著名経営者らが社外取締役として次々と加わっていった。2016年には「FiNCアドバイザリーボード」を組織し、人材大手リンクアンドモチベーションの小笹芳央会長ら19人の著名人が脇を固めた。乗松氏の参画をきっかけに、人が人を呼んで信用力が強化されていった。

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「ヘルステックのFiNCが示す「人脈はカネなり」」の著者

内海 真希

内海 真希(うつみ・まき)

日経ビジネス記者

2009年日経BP社入社。医師・薬剤師向けの専門誌である日経メディカル、日経ドラッグインフォメーションを経て、2017年4月から日経ビジネス記者。電機、製薬、医療制度などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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