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経営哲学は「伝承」。“学びや”となる職場

02:ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ

  • 江村 英哲(日経アーキテクチュア編集部)

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2016年9月12日(月)

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 建築雑誌「日経アーキテクチュア」は、海外の超一流の設計事務所の仕事場を紹介する『名建築が生まれた現場 世界のトップ設計事務所』を出版した。同書からビジネスパーソンの参考となる5つの設計事務所を取り上げるこの連載、第 2回目は、少数精鋭で世界に挑む「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PCPA)」だ。

(イラスト:kucci)
マレーシアの首都クアラルンプールの象徴となった「ペトロナスツインタワー」は米国建築界の重鎮、シーザー・ペリ氏が設計を手掛けた代表作のひとつ(写真:Jeff Goldberg/ESTO)

 ツインタワーとしては世界一の高さを誇り、マレーシアの首都を象徴する「ペトロナスツインタワー」の設計を手掛け、日本では高さ300mの超高層ビル「あべのハルカス」の外装デザインを竹中工務店と協働で監修した。世界各地で巨大プロジェクトに関わってきた設計事務所PCPA。本拠を構えるのは米国東海岸の学園都市、ニューヘイブンで、創業者は米国建築界の重鎮であるシーザー・ペリ氏だ。

 インタビューの会議室にペリ氏は豪快に笑いながら入ってきた。大きな手で握手を求め、満面の笑顔で話し続ける。ペリ氏は世界的な建築家であると同時に、建築家を育てる教育者でもある。5人の米大統領を輩出してきた名門イエール大学で、1984年まで建築学部の学部長を務め、役職を辞した後も教壇に立った。

創業者のシーザー・ペリ氏(中央)と共同創業者のフレッド・クラーク氏(左)。古参スタッフのマリコ・マスオカ氏(右)は大学時代にペリ氏の教え子だった(写真:特記以外は檜佐文野)
PCPAの本拠地となる米ニューヘイブンオフィスは、名門イエール大学のキャンパスに囲まれたビルの2階にある(写真:ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ)

 ペリ氏は、「これがペリのデザインだ」と教え込むようなスタイルではなく、「働く心構え」をスタッフに伝え続けてきたという。共同創業者のフレッド・クラーク氏も同席し、その経営哲学を語った。

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