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経営哲学は「拡張」。専門性はあえて捨てる

03:フォスター・アンド・パートナーズ

  • 江村 英哲(日経アーキテクチュア編集部)

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2016年9月26日(月)

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 世界トップクラスの設計事務所の仕事場を、建築雑誌「日経アーキテクチュア」が編集した『名建築が生まれた現場 世界のトップ設計事務所』から5つ選んで取り上げる連載の第3回目。今回は設計の領域を拡張し続けるプロ集団、英国のフォスター・アンド・パートナーズを紹介する。

米航空宇宙局(NASA)が主催した火星有人探査基地のコンセプト設計コンペでフォスター事務所が出した案(資料:フォスター・アンド・パートナーズ)

 2035年を、人類は「宇宙歴」の元年と呼ぶかもしれない――。

 そんな空想をかき立てるプロジェクトが米国で進んでいる。米航空宇宙局(NASA)が2035年ごろの実現を目指す火星有人探査基地のプロジェクトだ。NASAは2015年秋に「3D Printed Habitat Challenge」と銘打った宇宙建築のコンペを実施。火星に存在する材料を生かしながら、3Dプリンターを使って4人が1年間暮らせる約90平方メートルの住居を建設する条件でアイデアを募集した。この計画に名乗りを上げたのが英国建築界の巨人、フォスター事務所だ。

ロンドンオフィスに展示してある火星有人探査基地の模型。レゴリス(地表を覆う砂などの堆積物)で表層を覆う(写真:永川智子)
火星にある材料を生かして人間か暮らせる環境をつくる。フォスター事務所が近年特に力を入れたプロジェクトだった(資料:フォスター・アンド・パートナーズ)

 1位には選ばれなかったものの、コンペに挑戦した証がフォスター事務所の総本山となるロンドンオフィスに展示してある。事務所受付のすぐ近くに、大人の身長ほどに引き伸ばした宇宙基地のパースと、その模型が飾られていた。来客が最も多いこの場所には、フォスター事務所がその時期に最も力を入れているプロジェクトの資料などが展示される。

創業者のノーマン・フォスター氏(写真:Manolo Yllera)

専門にこだわらず、できることを拡大

 フォスター事務所は、アラブ首長国連邦の環境都市「マスダール・シティ」や、米IT企業アップルの新社屋など、世界で話題となるプロジェクトを数多く手掛けている。ロンドンを近代的なガラスの街に変えたといわれる建築家、ノーマン・フォスター氏が率いる同事務所は、世界16拠点で1450人が働く巨大組織だ。スタッフの担当分野を明確に分けず、「設計事務所」ができることの枠組みを拡張してきたことが、成長の原動力となってきた。

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