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渋谷衰退説に区長が反論「シブヤは奥に広がる」

地元出身の長谷部区長が語る、「若者の街」の今と未来

2017年9月14日(木)

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歩行者天国を取り入れたい

「若者の街」=渋谷には、最近では訪日外国人の姿が目立つ(写真:的野弘路)

渋谷駅周辺にはニトリやドン・キホーテなど郊外で一般的な大型商業施設が存在感を高め、今は東京急行電鉄グループが大規模な再開発を進めています。シブヤらしさが失われつつあるのではないでしょうか。

長谷部:それも外に広がっている感じがしています。「オクシブ」、「オクハラ」とか言われますよね。それは心配していないです。

大規模商業施設が出来たら、また新しいシブヤらしいエリアができるということですか。

長谷部:隣接したところにシブヤらしいエリアが広がっていますよね。行政としてはクリエーティブやエンターテインメント特区みたいなものをやりたいと思っています。

 東急さんは正統派のエンタメが多いですよね。それだけではなくストリートカルチャーが生まれるような雰囲気を作りたい。大きなビルからなかなか生まれないので、警察と相談して歩行者天国などを取り入れて交わる場所を作りたいと思います。

 大中小を問わずエンタメ施設を作りたくて、その場合は容積率を緩和するとか。ただ単に緩和するだけでなく、サービスアパートメントやシェアハウスとかを提供したいと考えています。

規制を緩和することで、敷居を下げるということですか。

長谷部:敷居というか、エンタメ施設がもっとできやすい仕組みを作りたいと思います。

 渋谷区生まれ、渋谷区育ちなので渋谷びいきになってしまいますが、渋谷はカルチャーの一番の発信地だと思っています。この利点を増やしていかないと、東京の魅力が失われてしまうと思います。

 東日本大震災の後に、外資系企業はアジアのヘッドクオーター(本社)を東京からシンガポール、上海などに移していきましたよね。市場や優遇税制などを考えると仕方がない流れかもしれません。

 でもカルチャーでは勝ってるはずです。クリエーティビティーでは世界で上位に来ているので、自信を持っていいと思います。それを表現する場所としては渋谷区が東京の中で一番ですから、そのポテンシャルを生かしていくべきだと思っています。

  区長に就任した時に大風呂敷を広げたつもりはないんですけど、「ロンドン、パリ、ニューヨーク、シブヤク」と言いました。クで韻を踏んでいるんですけどね。私は成熟した国際都市を目指そうと言っています。そのためには、カルチャーが果たす役割が大きい。

 僕らの世代がクリエーティブの観点で留学先を探す際は、ロンドン、パリ、ニューヨークが多かったので、そこに東京が入ってもらうためには渋谷が頑張らないといけません。アジアの人たちからすると欧米は遠いから、東京を選んでほしいと思います。

 ダンサーでは世界で戦えている日本人はたくさんいますが、全部日本を飛び越えて、いきなり海外に行ってしまいます。渋谷にたくさん舞台が出来れば、まずは渋谷を目指そうということになります。

 トップレベルのクオリティーがあれば、アジアから人が集まり、結果的に渋谷の価値が高まるでしょう。

コメント3件コメント/レビュー

区長がしゃしゃり出てきちゃ駄目じゃん。噂が本当だったと証明することになる。
しかも、本文中で「渋谷駅前」が衰退してるの暗に認めちゃってるし。笹塚がいくら盛り上がって、あそこは渋谷区であってもいわゆる渋谷じゃないでしょ。出るんだったら、他はいいから渋谷駅前に若者を呼び戻さねば!(2017/09/14 16:24)

「企業は分かってない! 若者消費のウソ」の目次

「渋谷衰退説に区長が反論「シブヤは奥に広がる」」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

区長がしゃしゃり出てきちゃ駄目じゃん。噂が本当だったと証明することになる。
しかも、本文中で「渋谷駅前」が衰退してるの暗に認めちゃってるし。笹塚がいくら盛り上がって、あそこは渋谷区であってもいわゆる渋谷じゃないでしょ。出るんだったら、他はいいから渋谷駅前に若者を呼び戻さねば!(2017/09/14 16:24)

笹塚に長く住んでいます。
駅前の再開発で、狭くて安いコンドが立替になり、商業施設とオフィスと高級マンションのコンプレックスとなりました。当然、若いクリエーター系の人々が住めなくなりました。
クリエータ系の人が集うような活気のあるカフェもこの5,6年で消えていきました。
駅前には、電鉄のセンスとしがらみが詰まったビルができて、お洒落でもなければ、子育てに便利でもない中途半端な残念さが際立っています。
「笹塚が、笹塚が」と期待を込める区長の根拠が全く分かりません。(2017/09/14 15:16)

記者はいわゆる裏原宿をゆっくり歩いたことはあるだろうか?何年も定点観測したことはあるだろうか?

観光客相手の店は往々ににして数年で入れ替わる。なぜなら、観光客は、次から次へと流行の店を消費するので、数年で入れ替わらざるを得ない。店もそれを心得てハリボテの店を流行らせては店じまいする。堅実に商売をしようにも、観光客に荒らされて、本来のお客である地域の固定客や富裕層は来なくなってしまう。

こういった店に挟まれて、昔から住んでいると思しき民家が残っていることがある。そこには往々にして、駐車禁止、ゴミ捨て禁止、夜大騒ぎをするな、という看板がある。また、マンション等の建物の植え込みの縁や手すりには「座るな」との表示がかなりの確率である。つまり、観光客は違法駐車をし、ゴミを捨て、夜大騒ぎし、座れそうなところは人の家の植え込みでも手すりでも座り込むからだ。そこで飲食してゴミを放置するのも珍しくない。

つまり、観光客は流行り廃りで一時に集中して地域を荒らし、すぐに次の場所に行くだけで、それほどお金は落とさない。観光客が増えるのは住民にとっては住環境の悪化である。事業者にとっても結局それほどもうからない。従って、観光客が回遊しても区の経済が発展するわけではない。

原宿出身の区長がこのような有様を知らないのだろうか?知っていてあえて、人を集め回遊させようとしているのだろうか?発展と称して渋谷区のコミュニティーを破壊しているだけではないのか?

なぜ、そんなにあちこち開発して街を荒らしたいのか理解できない。しかも、どの開発も共産党やらオンブズマンやらに突つかれる脇の甘い杜撰な計画である。もちろん、近隣住民の納得などない。(近隣住民にメリットがないから、説得できない。)つまり、デベロッパーありきの計画で区の発展には貢献しない。

長年の渋谷区民としては、ふるさと納税で意思表示をしたい。区は開発で潤っているわけだから、少々の住民税が流出しても構わないのだろうと思っている。(2017/09/14 11:16)

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