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「価値あるもの」はすべて独学から生まれる

アインシュタインもダーウィンも、発見の土台は「独学」だった

  • 山口 周=コーン・フェリー・ヘイグループ コンサルタント

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2018年1月19日(金)

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 誰もが簡単に情報を得られる時代。情報を選択的に整理、選別する「独学」の力を身につけておくと、知識は仕事を成功に導く武器になり、さらに、無駄な時間を費やすのを防ぐことにもつながる。

 MBAを取得することなく、独学でマーケティング論を習得し、大手広告代理店の営業マンから外資系コンサルタントに転身した山口周さん。今の時代、独学の力がますます求められると話す。独学力を磨くための4つの技法について聞いた。

(聞き手=日経ビジネスアソシエ編集部 池田 悟)

ビジネスパーソンが教養を身につけることによる“御利益”について、ずばり聞かせてください。

山口 周(やまぐち・しゅう)氏
1970年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院修了。電通で営業を経験した後、ボストン・コンサルタント・グループ、A.T.カーニーを経て、コーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在に至る。近著に『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)。

 教養がもたらしてくれるものは、「豊かな人生」だと思います。例えば、リベラルアーツと呼ばれる学問群は、「人々の思想や発想を自由にするためのもの」と言われます。さらにその本質を突き詰めると「人に騙されないための技術」でもあるのです。

 一例を挙げてみましょう。世の中はグローバル化が進んでいると言いますが、世界の貿易統計を見ると明らかにローカル化が進んでいる。併せて、「ポピュリズム」「保護主義」「人種差別」も台頭している。こうしたことに気づくことが教養であり、「グローバル化が必要だ」と言っている発信源に対して、検証や批判が必要になる。そのためには「1人で学ぶ力」をつけることが大切だと思うのです。

学費が100万円を超すなんてバカバカしい

山口さんの経歴を見ると、広告代理店マンからコンサルタントに転身する際も、独学で得た知識で入社試験に臨んだそうですね。

 はい。コンサルタントの経験値ゼロの営業マンが、戦略コンサルティングを目指したのは若気の至りだったと思いますが(笑)。

 多くの人たちが社会人大学院に通い、MBAを取得した後に試験に臨みます。でも、学費が100万円を超すなんてバカバカしい…。仕事で毎日忙しかったこともあり、「独学しよう」と決めたのです。

その時に、確立したのが「独立の技法」だったわけですね。

 私はそもそも、面倒や手間はかけたくない性格なので、「最も効率的かつ最短で学べる」というポートフォリオを検討しました。結果、マーケティングの名著や古典を学ぶことにたどり着きました。

 私は大学で美術と音楽を専攻していましたが、どちらも流行と衰退を繰り返した末に、いい作品だけが残るのだと知っていた。「時間」と「人」によるフィルタリングで残ったものが「古典」なのです。マーケティング理論もきっと同じだと仮説を立てました。ドラッカーやコトラーなどの名著を読んで、基本を押さえた。すると、後の理論はすべて、それらのどれかを応用したものに過ぎないことに気がついた。独りで学んだことが、後に役立つことこそが独学の目的であり、醍醐味なのだと思います。

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