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テレ朝早河会長激白「ネットの中にテレビがある」

サイバーエージェントと「AbemaTV」で協業するワケ

2016年9月12日(月)

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 我々は長らく、電波、あるいは米国ではケーブルを伝わり、家庭のテレビ受像機に映る映像のことを「テレビ」と呼んでいた。その概念が変わりつつある。

 台風の目は「NETFLIX(ネットフリックス)」。パソコンやスマートフォン、テレビなどで視聴できる米国生まれの「ネットTV」で、世界8300万人以上の視聴者を抱えている。日本には昨年9月に上陸。テレビ局や映画配給会社を差し置き、240万部以上が売れた芥川賞受賞作「火花」のドラマ化を実現、今年6月から独占で“放映”している。

日経ビジネス9月12日号特集「テレビ地殻変動 ネットTVが作る新秩序

 日経ビジネス9月12日号特集「テレビ地殻変動 ネットTVが作る新秩序」では、そうしたネットTVによる新潮流や地殻変動を描いた。

 テレビ局自身も変わろうとしている。筆頭が、インターネット大手のサイバーエージェントと共同でネットTVの「AbemaTV」を立ち上げたテレビ朝日だろう。

 AbemaTVにはニュース、バラエティー、アニメなど25以上のチャンネルがあり、24時間365日、無料で視聴できる。スマホ向けアプリのダウンロード数は4カ月強で700万を突破。視聴者の6割以上が35歳未満と、若年層の取り込みに成功している。テレビ朝日はこの配信会社に40%を出資。番組制作でも全面協力する。

 ネット企業と組み、ネットTVへの本格参入を決断した背景には何があったのか。トップは地上波の未来をどう考えているのか。テレビ朝日の早河洋会長兼CEO(最高経営責任者)に聞いた。

(聞き手は井上理)

「ペイテレビ」が根付く米国は日本と違う

「AbemaTV」によるネットTV事業への参入を決断したテレビ朝日の早河洋会長兼CEO(撮影:的野弘路)

 まずは、サイバーエージェントとAbemaTVを立ち上げることになった経緯からお聞かせください。

早河会長:サイバーエージェントの藤田(晋)社長から提案があったのは、一昨年の秋でした。微に入り細に入りということではなく、何となく、「テレビが退潮気味なので、動画配信サービスもやりませんか」というような感じのお話だったのですが、私は間を置かず、「やりましょう」とお返事をしたのを覚えています。

 藤田社長との関係は、私が社長になった2009年の秋に初めて食事をしてからで、年に2~3回ゴルフなんかもご一緒し、人となりみたいなものはそれとなく分かっていました。ですが、毎日のように会って、ビジネスの話をしていたわけではない。

 なぜそんな彼を信じたかというと、やっぱりインターネット広告からネットメディア、ゲーム事業まで、知見や成功体験、ノウハウを持ち、IT業界で確固たる地位を固めてきた。あの若さでそういう輝かしい実績を作ってきた人物の構想力は信じるに足るものだと思いました。

 当初の構想は、ネットフリックスや「Hulu(フールー)」のような定額制の動画配信だったと聞いています。

早河会長:最初の着想はそうですが、最終的には今のような無料広告型で多チャンネルの構想に行き着いたと。その時点ですごく深い議論があったわけではなく、彼が「やっぱり無料で、多チャンネルでいきましょう」と言うから、私も「同意します」というような感じです。

コメント6件コメント/レビュー

近頃の民放は情報番組も娯楽番組も全く見るべきものがない。我が家の20代の子供たちも全くテレビに寄り付かないのである。いくら主戦場をネットに変えようと、要はコンテンツの問題ではないか。
民放の収益は番組のスポンサーから得ているが、有料動画なら視聴者が直接投票権を持つ。視聴者の選別はより厳しくなるはずで、安易に考えるとしっぺ返しを食らう覚悟が必要だ。(2016/09/12 16:42)

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「テレ朝早河会長激白「ネットの中にテレビがある」」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

近頃の民放は情報番組も娯楽番組も全く見るべきものがない。我が家の20代の子供たちも全くテレビに寄り付かないのである。いくら主戦場をネットに変えようと、要はコンテンツの問題ではないか。
民放の収益は番組のスポンサーから得ているが、有料動画なら視聴者が直接投票権を持つ。視聴者の選別はより厳しくなるはずで、安易に考えるとしっぺ返しを食らう覚悟が必要だ。(2016/09/12 16:42)

15分以上テレビ視聴をした20代男性の割合が62%で、単身世帯全体のテレビ普及率は同じく約86%に低下しているということですが、この数字が信用できるものとしても、テレビ離れを騒ぐほどのことではないでしょう。しかし情報を得るという目的のためだけではネット(さまざまな端末機器)が主流になり、超高画質TVが出回っても、それは単なる娯楽用になるはずです。(2016/09/12 15:10)

以前abemaをiPad mini4に入れて視聴してみた。横フリックでのチャンネル切り替えも分かりやすく、待たされる事も殆どない。非常に良くできていると思う。
アニメとかでも結構新しめのコンテンツを流していたりで、無料だけでやっていくには金が掛かっているなあ、との印象。放送時間が決まっているので、見逃し視聴は課金して貰うスタイルだが、月額会員になるかどうかは、やはりコンテンツ次第かなと思います。
個人的にはちょい安めで、アニメのみ再視聴できる料金形態が出来れば、と。(2016/09/12 12:17)

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