• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ニコニコ動画が中国国営放送と“親密”なワケ

中国中央テレビ(CCTV)の番組を同時配信

2016年9月15日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 なぜか動画投稿サービスの「ニコニコ動画(ニコ動)」だけが、中国の国営放送、中国中央テレビ(CCTV)の番組を同時配信している。8月末にはニコ動内にCCTVの公式チャンネルもできた。

 CCTVは海外でのインターネット動画配信に積極的で、ニコ動との関係強化はその一環。なぜニコ動は中国の国営放送と太いパイプを持ち、中国の番組を流しているのか。仕掛け人であるドワンゴ会長室エグゼクティブプロデューサーの吉川圭三氏に聞いた。

*当連載は、日経ビジネス2016年9月12日号特集「テレビ地殻変動 ネットTVが作る新秩序」との連動企画です。

 今月4日から中国・杭州で開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議。開催国である中国の国営放送、中国中央テレビ(CCTV)は開会式と中国の習近平国家主席の演説を生中継した。その番組を、海外で同時にインターネット生配信(同時配信)した唯一のメディアがある。ニコニコ動画(ニコ動)だ。

9月4日、中国・習近平国家主席の演説がニコニコ動画の「日中ホットライン」で生中継された

 これに先立ち8月24日、ニコ動はCCTVと業務提携を交わし、ニコ動内の動画配信サービス「ニコニコチャンネル」にCCTVの公式チャンネル「日中ホットライン」を開設した。習近平主席の演説中継はその第一弾。今後も国家の重要なイベントや、外交部・人民解放軍の記者会見などを同チャンネルで配信していくという。

 これまでもニコ動は、昨年9月に中国・人民解放軍の軍事パレードを、今年2月には中国版の紅白歌合戦を生中継するなど、CCTVの生番組の同時配信を行ってきた。

 CCTVのニュース配信子会社、CCTVニュースコンテンツの高偉社長は、「CCTVの番組が編集されずにそのまま海外のネットメディアで配信されたのはニコ動が初めてで、現時点でもニコ動だけ」と話す。

 テレビメディアを差し置いてCCTVとの関係強化を続けるニコ動。きっかけは、日本テレビからニコ動を運営するドワンゴに出向している、ドワンゴ会長室エグゼクティブプロデューサーの吉川圭三氏の個人的な人脈だった。

「見たことがないものを見てみたい」

ドワンゴ会長室エグゼクティブプロデューサーの吉川圭三氏。日本テレビで数多くの人気番組を手がけた

 吉川氏は日本テレビの名物プロデューサーとして知られている。手がけた番組は「世界まる見え!テレビ特捜部」「特命リサーチ200X」「1億人の大質問!?笑ってコラえて」「恋のから騒ぎ」など数知れず。しばらく番組制作の現場から退いていたが、2014年にドワンゴの川上量生会長に誘われ、ニコ動のコンテンツに携わるようになった。

 昨年7月には、世界中のドキュメンタリーを配信する「ニコニコドキュメンタリー」という新プロジェクトを立ち上げた。テーマは、「ユーザーの『本当のことを知りたい』という思いに応える」「誰もやらないことに踏み込む」。その目玉として、吉川氏は中国人が描いた「南京事件」や「靖国神社」に関するドキュメンタリーの配信を画策した。

 「テレビでは絶対に流れない。映画館でも抗議などを受けて上映中止になったりする。単純に見たことがないものを見てみたい、と思いました」。吉川氏はこう振り返る。

コメント13件コメント/レビュー

ネットという新しいメディアの規制が甘いうちに、中国マネーをそそぎこまれたという事。
記事の論調は耳ざわりよく書かれているが、目の前で汚染の土壌ができつつあるという事で、望ましくない。

まずは、メディアと教育をおさえるのが中国の戦略。例えば発展途上国への支援でTVを無料提供し、つけると最初の数分は中国賛美や反日などの映像が流れ、そこを経由しないとどのチャンネルにも行けない作りにして、配ったりしているそう。
ハワイの真珠湾攻撃関連の博物館や展示も、中国の反日的な内容に書きかえたり、各国のwikiなどを中国に都合のいい内容に書きかえたりしている。
韓国慰安婦問題も背後から中国が支援しているのは有名で最近は中国人慰安婦問題をでっちあげ、世界各地の慰安婦像・米などの教科書に日本政府の見解や客観的証拠のない記述を載せたりしてる。
中国はネットに中国共産党に都合のいいことを書きこませるバイトがあり、国内外でネットのコメント操作(中国賛美・擁護・煽動・落としどころを誘導など)をしていて、ネットに対する規制や戦略的アプローチやプロパガンダをしている。
こうやって、メディアと教育に浸透して汚染していくのが中国のやり方。

なのに、ニコニコ動画にまで、中国マネーが入ったことに危機感を持つべき。
メディアには力(権力)があり利権問題が付きまとうのに、第三のメディアと期待できるネット黎明期に法整備もままならない時期に食い込まれた。
今はまだいいものの、これからどんどん汚染されると思う。(2016/09/23 00:02)

「テレビ地殻変動 ネットTVが作る新秩序」のバックナンバー

一覧

「ニコニコ動画が中国国営放送と“親密”なワケ」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ネットという新しいメディアの規制が甘いうちに、中国マネーをそそぎこまれたという事。
記事の論調は耳ざわりよく書かれているが、目の前で汚染の土壌ができつつあるという事で、望ましくない。

まずは、メディアと教育をおさえるのが中国の戦略。例えば発展途上国への支援でTVを無料提供し、つけると最初の数分は中国賛美や反日などの映像が流れ、そこを経由しないとどのチャンネルにも行けない作りにして、配ったりしているそう。
ハワイの真珠湾攻撃関連の博物館や展示も、中国の反日的な内容に書きかえたり、各国のwikiなどを中国に都合のいい内容に書きかえたりしている。
韓国慰安婦問題も背後から中国が支援しているのは有名で最近は中国人慰安婦問題をでっちあげ、世界各地の慰安婦像・米などの教科書に日本政府の見解や客観的証拠のない記述を載せたりしてる。
中国はネットに中国共産党に都合のいいことを書きこませるバイトがあり、国内外でネットのコメント操作(中国賛美・擁護・煽動・落としどころを誘導など)をしていて、ネットに対する規制や戦略的アプローチやプロパガンダをしている。
こうやって、メディアと教育に浸透して汚染していくのが中国のやり方。

なのに、ニコニコ動画にまで、中国マネーが入ったことに危機感を持つべき。
メディアには力(権力)があり利権問題が付きまとうのに、第三のメディアと期待できるネット黎明期に法整備もままならない時期に食い込まれた。
今はまだいいものの、これからどんどん汚染されると思う。(2016/09/23 00:02)

素晴らしくいい試みですね。
中国国営だろうが、ロシア国営だろうが、アルジャジーラだろうが、
情報自体に制限は掛けるべきではない。
(人倫に問題があれば規制すべきですが)
私は日本のTVが面白くなくなった一番の理由はBPOの規制だと思ってます
(ゴールデンに教育要素を入れろとか、それこそ共産国かと)(2016/09/19 10:27)

日本のマスコミが、必ずしも適切な報道をしているとは限らない。政府は記者クラブに圧力をかけ、都合の悪い報道を抑え込むこともある。
以前、ある国際会議で、日本代表の副大臣が、質問に答えられずに、しどろもどろになったという記事が新華社WEBに掲載されていた。その会議の他のニュースについては、日本メディアにもその会議のために行っている記者による記事が掲載されていたが、しどろもどろの件については、全く報道されていない。いくら日本に対して批判的とはいえ、新華社が、ガセネタを掲載するとは思えない。
まだまだ報道内容を鵜呑みに信じている人が多いようだが、いろいろな情報に接して、自分で判断する能力を養うことが必要だと思う。(2016/09/16 09:53)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

店長や売り場主任などの管理職は、パートを含む社員の声を吸い上げて戦略を立てることが重要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長