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血液がん検診が人を疑心暗鬼のるつぼに落とす?

「画像検診で分かるもの以外は分からない」

2018年4月4日(水)

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 前回、血液がん検診をするのであれば、以下の2つが絶対条件だと解説しました。

①そのがんの大部分で上昇する(=見逃しが少ない)
②治療が可能な早期の段階で見つける

 そして現実に、有名ながん医療機関や様々な企業が、それを可能にすると謳った検査方法を開発中です。もしそれが本当ならば、こんなに便利なことはありません。

 ではそれができるとして、例えば「がんを90%以上の確率で診断」といった場合の、「確率」とは一体、何に対しての確率なのでしょうか。

 それは、「画像検査」の結果に対しての確率です。胃カメラ、大腸カメラ、CT、MRIなどの結果を100%正しいとして、血液がん検診の結果が90%一致した、ということを意味します。

 つまり血液がん検診は、画像検査の結果を正解として、判断の拠り所にしているのです。画像検査と、それに続く病理組織検査、手術結果などから最終判断している場合もあるかもしれませんが、判断の入口が画像検査という点では変わりません。

 ここで、「だったら判断基準になっている画像検査を最初から受ければいい」という身も蓋もない結論もありえますが、「採血だけである程度分かる」という利便性を重視して、話を先に進めましょう。

 検査の診断能力の指標として、実は「確率」という表現は不適当です。一般的に「感度」と「特異度」の2つを用います。

 感度とは、画像検査で存在するがんを「ある」と診断する能力で、特異度というのは存在しないがんを「ない」と診断する能力です。ややこしいので、マンガで解説します。

コメント1件コメント/レビュー

血圧や血糖値のように、自分の努力で改善できるもの以外は調べないと、腹を括りました。自覚症状が出たら受診するつもりではいますが、ストレスがないせいか、元気です。医療費も全くかかりません。(2018/04/05 09:41)

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「血液がん検診が人を疑心暗鬼のるつぼに落とす?」の著者

近藤 慎太郎

近藤 慎太郎(こんどう・しんたろう)

医師兼マンガ家 

北海道大学医学部、東京大学医学部医学系大学院卒業。山王メディカルセンター内視鏡室長、クリントエグゼクリニック院長などを歴任。マンガを使って医療をわかりやすく解説。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

血圧や血糖値のように、自分の努力で改善できるもの以外は調べないと、腹を括りました。自覚症状が出たら受診するつもりではいますが、ストレスがないせいか、元気です。医療費も全くかかりません。(2018/04/05 09:41)

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