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データが語る夜経済縮小の実態

日本の夜は暗く、人は長く寝るようになった

2017年9月26日(火)

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 日経ビジネスは9月25日号の特集「寝るな日本人」で、縮小傾向にある深夜時間帯の消費活動について現状をルポし、その要因を探った。日本を代表する歓楽街も、バブルの頃」は華やかなりしナイトスポットも、24時間眠らぬはずの「郊外やんちゃタウン」も軒並み閑古鳥が鳴いている。

 「寝るな日本人」とのメッセージを込めて、イラストレーターのわたせせいぞうさんに表紙イラストを描いていただいた。夕暮れ、スポーツカーでナイトドライブに出かける仕事上がりの若い男女の姿。だが、時代は変わった。

 わたせさんは「最近の若い人はクルマには本当に興味を示しませんよね。恋愛への興味も以前より薄れて、漫画雑誌の編集者も『恋愛漫画は読者に受けない』と言うほどです」と話す。

 では実際、日本の夜経済はどのくらい縮小しているのか。データで示していく。

 カラオケ市場や酒場市場など、個々の市場の推移から深夜の消費が縮小しているだろうことは推測できる。だが、日本全体ではどうなのか。そこで、着目したのが人工衛星が撮影した地球の夜間画像だ。

 夜間の衛星画像を目にしたことのある読者の方は多いだろう。今や、インターネットで簡単に画像を入手できるようになった。過去の画像と比較すると中国や東南アジアなど新興国での変化は一目瞭然で、大都市と周辺地域がどんどん明るくなっていく様子が分かる。

 実際、米ブラウン大学経済学部のバーノン・ヘンダーソン教授らは、人工衛星の光量データを活用して国内総生産(GDP)を正確に計算する手法を開発した。

 また、光量データの推移をAI(人工知能)で分析して、将来のGDPの変化を予測するシステムを開発しているベンチャー企業もある。

 日本の場合は、画像を肉眼で見比べているだけでは差がほとんど分からない。輝度を細かくコンピューターで分析して、比較することはできないものかと考えた。

 そこで、画像解析を手掛ける東京都港区にある一般財団法人「リモート・センシング技術センター」に分析協力を依頼、その結果が、下の衛星画像だ。

深夜1時前後の光量を2012年と2016年で比較。暗くなった赤い部分が明るくなった青い部分より圧倒的に多い。

 これは、米国海洋大気庁(NOAA)が2011年に打ち上げた地球観測衛星「Suomi NPP」からの画像を加工して作製した「日本の夜の輝度変化マップ」だ。12年と16年の画像を比較し、宇宙から見た日本列島の夜間の光量が4年間でどう変化したかを分析。4年前より一定レベル以上暗くなった場所を赤く、明るくなった場所を青く表示した。

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「寝るな日本人 国は夜から衰退する」の目次

「データが語る夜経済縮小の実態」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長