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トヨタとNTT、「つながるクルマ」で協業

5G(第5世代移動通信)を活用

  • 中島 募=日経Automotive

バックナンバー

2017年10月13日(金)

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「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をテーマに、「第45回東京モーターショー2017」が10月27日から、東京ビッグサイト(東京・有明)で開催される。自動運転、つながるクルマ、電動化など、これからの10年、自動車産業を核として新しいモビリティー社会が生まれようとしている。新しい時代に向けて、自動車メーカー各社や関連産業はどのようなロードマップで新しいモビリティーを開発していくのか。モーターショー直前スペシャルとしてその動きを探る。

 NTTとトヨタ自動車は2017年3月、次世代の移動通信技術である「5G(第5世代移動通信)」を活用するコネクテッドカー(つながるクルマ)の研究開発で協業すると発表した。多数のクルマから車両の状態や走行データなど情報を収集して蓄積、分析処理するICT(情報通信技術)基盤の研究開発や、5Gの自動車向け標準化の推進、エッジコンピューティング技術の適用性の検証などを共同で進める。2018年に実証実験を実施して、コネクテッドカー分野での新サービスを検証する計画だ。

 通信業界では、車載機器に向けた5G関連の取り組みが活発化している(表)。

通信会社の車載機器に向けた5G関連の主な取り組み

NTTグループでは、NTTドコモが今回の協業以前からデンソーやディー・エヌ・エー、パスコなどとの共同研究を進めている。KDDIはトヨタと共同でコネクテッドカー用の通信プラットフォームを開発中だ。ソフトバンクは子会社のSBドライブを通じてコネクテッドカーへの5Gの活用を検討しているほか、テレマティクスシステムを提供する子会社も設立した。

自動運転用の地図を配信

 5Gは現行技術のLTEに対して通信容量が1000倍の毎秒10Gビットに高速大容量化するとともに、数十ms(ミリセカンド:1000分の1秒)だった無線区域の通信遅延も数msへと短縮する。こうした高速大容量やリアルタイム性の高さを生かし、クルマへの様々な活用方法が提案されている。

 例えば、自動運転に使用する高精度地図の配信もその一つ。自動運転技術では、位置精度がcm単位(従来のカーナビ用地図はm単位)の高精度な地図を使った車載システムによる運転制御が有力視されている。道路や建物といった時間的に変化が少ない情報だけでなく、一時的な交通規制や事故、渋滞といった時々刻々と変化する動的な情報を持っている。そこでクラウド側のサーバーに広域の地図データを置き、クルマに対して狭域の地図データや変化した情報を配信する方法が検討されている。

 NTTドコモとパスコは、横須賀市の横須賀リサーチパーク(YRP)で高精度地図配信の実証実験を進めている。YRP内の3基の携帯電話基地局にエッジサーバーを配置。地域ごとに分割した高精度地図を各サーバーに置き、YRP内を走行する自動運転車に配信する(図1)。当初はLTEを使うが、5Gを視野に入れる。2016~2018年度の3年間で、地図の変化の差分情報だけを配信する技術や、移動中のクルマが接続先の基地局を切り替えながら通信を続ける「ハンドオーバー」などを検証する計画だ。

実証実験に使用する自動運転車
図1 自動走行車に高精度地図を配信
NTTドコモとパスコ共同で進めている。当初は従来の通信方式であるLTEを使うが、5Gの活用も視野に入れている

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