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マーベル新作、“マント人気”で大台ヒット狙う

「ドクター・ストレンジ」全体マーケティング統括担当、ディズニー・ジャパン井原多美氏に聞く

2017年1月20日(金)

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 「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」など、世界的なヒット作を次々に生み出しているマーベル。そんなマーベルから、新たなヒーローを主人公にした映画「ドクター・ストレンジ」が日本に上陸する。

 世界では昨年11月に公開され、すでに6億ドル以上の興行収入を達成。アジアでも、中国が約2億ドル、韓国が約4000万ドルの大ヒットを記録している。世界の主要国の中で、日本でのマーベル人気は発展途上だが、世界各国と同様にヒットの可能性はあるのだろうか。映画のマーケティング・PRを統括するウォルト・ディズニー・ジャパン エグゼクティブ ディレクター井原多美氏に話を聞いた。

(聞き手:川岸 徹)
井原 多美(いはら・たみ)氏
上智大学卒。大広、アディダス・ジャパンにおけるコミュニケーション全体統括などを経て、2008年3月ウォルト・ディズニー・ジャパン入社。2013年1月よりスタジオ部門モーション・ピクチャーズ マーケティング・エグゼクティブ・ディレクター。2014年公開の「アナと雪の女王」のほか、「シンデレラ」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など同社全作品におけるマーケティングを統括。

「実は、映画を見るまでは心配もありました」

昨年11月に公開され、世界中で大ヒットしている映画「ドクター・ストレンジ」。1月27日には、いよいよ日本での上映が始まります。ドクター・ストレンジは、それぞれが個性的なマーベル・ヒーローの中で、どのような位置づけのキャラクターなのでしょうか?

井原多美氏(以下、井原):一言で言えば、落ち着いた知的な印象が漂う“大人キャラクター”でしょうか。

 “ドクター”と冠されている通り、元々は高い技術を持った外科医です。天才的なスキルを持っていましたが、自動車事故に遭い、大きく挫折してしまう。でも、厳しい修行を積み、自分の中にある内なる力が魔術として開花していきます。

 他のマーベル・ヒーローと違って、肉体改造やギアの装着などによって大きな力を手に入れたわけでもない。生まれつきの特殊な能力があったわけでもなく、元々は私たちと同じ一般的な社会人です。その後、苦労を重ねて何かをつかんでいくというプロセスを含め、キャラクターとしてはビジネスパーソンにも受け入れられやすいのではないでしょうか。

お話を聞いていると、他のマーベル・ヒーローに比べると、少々地味な感じもしますが…。

井原:私自身も、実は映画を見るまでは心配もありました。マーベルの中で一番大人なキャラクターなだけに、落ち着いた印象の映画になってしまうのではないかと。

 でも、そんな心配は無用でした。エキサイティングなアクションシーンがたっぷりありますし、映像もとっても華やか。武器が魔術ですから、IMAX(アイマックス)で鑑賞すると、平衡感覚を失ってしまったような、もしくは天地がひっくり返ってしまったようなトリップ感を得られます。

「大人キャラ」ということから考えれば、これまでに公開された「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」といったマーベルの作品群よりも、上の年齢層をターゲットに想定しているのですか?

井原:コアターゲットは20代の男女。今、マーベルは20代の男女を中心に人気を広げていますので、やはりその世代をメインに考えています。

 ただ、もっと上の年代にも支持されるのではないかという期待もありますね。というのも、ドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチは、海外ドラマ「SHERLOCK」に出演し、日本でもたくさんの女性ファンを獲得しました。

 映画で敵役のカエシリウスを演じているのは、TVシリーズ「ハンニバル」などで知られるマッツ・ミケルセンです。海外ドラマで人気の役者が多数出演しているので、30~40代の女性もターゲットとして考えられます。

 実際、試写会の参加者は、女性6割、男性4割。従来のマーベル作品では、男女比がほぼ半々でしたので、「ドクター・ストレンジ」は女性の関心が高いといえます。

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「マーベル新作、“マント人気”で大台ヒット狙う」の著者

川岸 徹

川岸 徹(かわぎし・とおる)

ライター

『日経ビジネス』『日経おとなのOFF』(日経BP社)、『GOETHE』(幻冬舎)など雑誌を中心に、アート、映画、音楽、アメリカンカルチャーに関する記事を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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