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羽生結弦の話し方に見る王者の思考法とは?

「自分にリベンジ」「メダルは“僕も”取ります」

2018年2月24日(土)

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 世に称賛の言葉はどのくらいあるのだろうか。その偉業を称える表現は、何種類くらいになるのだろうか。そんなことを考えてしまうほど、この一週間はあらん限りの賛辞が彼に贈られた。

 言うまでもない。平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで2連覇を達成した羽生結弦選手(23歳 ANA)だ。

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで2連覇を達成した羽生結弦選手。彼のコメントは常に穏やかで抑制の利いたトーンだが、印象に残り、鋭いイメージを喚起する。(写真=JMPA代表撮影(毛受亮介))

 メディアというメディアが彼を取り上げ、余すことなく彼の活躍を報じた。2月17日の金メダル獲得から1週間がたとうとしているが、その盛り上がりは依然として続いている。

 こんな状況の中で、まだ彼について書けることがあるのか?

 どの番組を見ても、どのコラムを読んでも、羽生の強さとすごさが伝わってくるものばかりで、これから彼について何かを書こうするのは、もう難しいだろうという気さえしてくる。

 しかし、ここでひるんでしまったら、彼の演技を見て感じた前向きなエネルギーが行き場を失ってしまう。それはもったいないので勇気を出して、当方にとっての4回転ジャンプに挑戦してみよう。

 去年11月に右足首のじん帯を損傷。3カ月を要した治療とリハビリ。しかし、そのブランクをものともせずに、ぶっつけ本番で臨んだ五輪の舞台で、羽生結弦はショートプログラム(SP)とフリーの演技を完璧に滑った。

 圧巻、究極、超絶、最高、驚異的、歴史的、鳥肌、すご過ぎる、規格外、異次元、前人未到、王者復活、等々ありとあらゆる賛辞が紙面を飾った。どれも的を射ているが、それでもまだまだ足りない気がする歓喜の復活劇だった。

 何がそれをかなえたのか。羽生のすごさは、どこにあるのか。これについても「心」「技」「体」さまざまな要素がすでに語られている。

 そこで私はフィギュアスケートから離れて、彼が発するコメントから羽生選手の競技姿勢を考えてみたいと思う。

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「羽生結弦の話し方に見る王者の思考法とは?」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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私自身もブラックベリーとともに育った人間。そんな会社がそのまま消滅するのを見たくなかった。

ジョン・チェン カナダ・ブラックベリーCEO