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お金じゃない、大谷翔平の清らかな挑戦

元祖・二刀流、ベーブ・ルースとの違い

2018年4月21日(土)

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投打に大活躍する大谷翔平(写真:AP/アフロ)

 お昼の情報番組「ひるおび」(TBS系列)で、このところロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(23歳)の特集が続いている。

 米大リーグが開幕してから2週間。

 私だけでもゲストコメンテーターとして4回出演しているのだから、番組が彼を取り扱った回数はもっと多いはずだ。それだけ世間の関心事になっている。これもまた大袈裟に言えば、大谷の活躍がもたらした社会現象と言えるだろう。

 興味深いのは、米国のメディアも日本のメディアも大谷を語るに当たって、100年前のスーパースター「ベーブ・ルース」を持ち出して、大谷の「二刀流」を論じている点だ。

 1918年、ベーブ・ルースは二刀流(米国では、2WAYと言っている)でプレーし、投手として「13勝」、打者としてホームラン「11本」を記録している。翌19年も二刀流で活躍し「9勝」「29本」の成績を残した。よって今シーズンの大谷が、投手として10勝以上の2桁勝利をあげ、打者として2桁以上のホームランを打つと、ちょうど100年ぶり、1918年のベーブ・ルースに並ぶことになり、日米のメディアはそこに注目している(大谷は、日本時代にすでに2回達成している。2014年「11勝、10本塁打」、2016年「10勝、22本塁打」)。

 「野球の神様」と謳われるベーブ・ルースとの比較は、大谷にとって何よりも光栄なことだろうが、そこまで時代をさかのぼらないと「ライバルが見当たらない」というのも現実であり、二刀流の特異性がそこにある。

 この偉大な両者の比較にケチをつける気など毛頭ないが、ベーブ・ルースの2WAYと大谷翔平の二刀流は、厳密にいえば微妙に違う。今さらの感はぬぐえないが、もう一度ここで、両者の違いを整理しておこう。

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「お金じゃない、大谷翔平の清らかな挑戦」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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