• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ライバルの存在が想定外のパフォーマンスを生む

メジャーリーグと陸上・日本選手権、雨中の熱戦に釘付け

2017年7月1日(土)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 メジャーリーグと陸上競技(日本選手権)。その日(6月24日)まったく異なるスポーツを見ながら、選手たちがライバルを意識して予想以上の力を発揮したパフォーマンスに同質の興奮を覚えた。これから一体何が起こるのか。どちらも思わず引き込まれてしまう一戦だった。

 野球も、陸上も、ともに雨の中の決戦であったことが、選手をより引き立てる演出になっていた気がした。たとえ雨が降っても言い訳なしで、そこで決着を付ける…そんな舞台装置としての効果である。

メジャー移籍後、ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)と初めての投げ合い(米国時間の6月23日)。マウンドに向かう田中将大投手(ヤンキース)。(写真=アフロ)

田中とダルビッシュの日本人対決、ともに無失点

 まずは、ヤンキース対レンジャーズの野球の試合。この一戦が注目を集めた理由は言うまでもない。ヤンキースは田中将大、レンジャーズはダルビッシュ有がマウンドに上がったからだ。ヤンキースタジアムで両軍のエースピッチャーが激突する。しかも日本人同士の対決が実現したからだ。

 雨で試合開始時間が大幅に遅れたが、2人はそんなことをみじんも感じさせない好投を演じた。田中は8回を投げて被安打3の9奪三振。ダルビッシュも7回を投げて被安打2の10奪三振。まったく譲らない投球は互いに失点を許さず0対0のまま進み、ダルビッシュが88球、田中が100球を投げたところでマウンドを降りた。

 田中はここまで15試合に登板して5勝7敗(防御率5.74)、一方のダルビッシュも16試合に登板して6勝5敗(防御率3.12)と、両者とも決して調子が良い成績ではない。しかし、この日の2人のピッチングはまさに圧巻の内容だった。

 試合後ダルビッシュは感想を問われ、次のように話した。

 「こんな場所(ヤンキースタジアム)で日本人2人が投げ合って、こういう試合になったというのは、すごく意味のあることじゃないかと思う」

 田中も試合前から「投げ合いが楽しみ」と語っていた。試合は延長の末にヤンキースが勝った(延長10回で2対1)が、2人の投げ合いはまったく互角の熱投だった。

「青島健太「スポーツ社会学」」のバックナンバー

一覧

「ライバルの存在が想定外のパフォーマンスを生む」の著者

青島 健太

青島 健太(あおしま・けんた)

スポーツライター

5年間のプロ野球生活の後、オーストラリアで日本語教師となる。帰国後、スポーツライター、テレビキャスターとして活躍。現在は、鹿屋体育大学、流通経済大学、日本医療科学大学の客員教授として教鞭をふるう。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

テスラのような会社と一緒にできないのなら、パナソニックはイノベーションを起こせないだろう。

津賀 一宏 パナソニック社長