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大学スポーツを成長市場に! 日本版NCAA創設へ

プロスポーツ並みの収益力を目指し米国モデルを導入

2017年3月21日(火)

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 安倍政権は2016年の夏、閣議決定した成長戦略「日本再興戦略2016」において、スポーツを新たな有望成長市場に位置付け、スポーツ市場の規模を2015年時の推計5.5兆円から、2025年に15兆円にするという数値目標を掲げました。

我が国において屈指のスポーツイベントである箱根駅伝の主催者は、関東学生陸上競技連盟という任意団体。この点から、日本の大学スポーツ界はこれまでビジネス化に関心がなかったことがよく分かる。(写真:日本スポーツプレス協会/アフロスポーツ)

 そのなかの柱の一つに挙げられているのが大学スポーツの活性化です。実は私、政府の審議会「大学スポーツの振興に関する検討会議タスクフォース」(以下、タスクフォース)に座長として関わっておりまして、歴史と伝統に裏打ちされた大学スポーツの高い潜在能力をあらためて実感しているところです。

 日本ではオリンピアンの3分の2が大学スポーツ出身者で占められるなど、わが国のスポーツの発展や競技力の向上に大きな役割を果たしてきました。また、箱根駅伝や東京六大学野球、ラグビー対抗戦など、歴史と伝統に彩られ、広く認知された大会もあります。

 このように、産業化しようと思えば、そうするための材料は沢山あるものの、これまでは学生スポーツをビジネスにしようという機運はほとんどなく、部活動に留まっていました。「学生スポーツって、そういうものだろう」と言われれば、「まあそういうものかなあ」という気もします。実際、これまではそうやってきたのですが、ここに来て「なんとか産業化できないか」となったのは時代の要請でしょう。

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「大学スポーツを成長市場に! 日本版NCAA創設へ」の著者

小林 至

小林 至(こばやし・いたる)

江戸川大学 教授

 江戸川大学教授。92年、千葉ロッテマリーンズに入団。史上3人目の東大卒プロ野球選手となる。93年退団。05年から福岡ソフトバンクホークス取締役を兼任。10年からフロント実務の責任者。14年に退団。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授