• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

東横インの部屋はなぜどこも同じ間取りなのか

コンビニ袋を提げて入れると“評価”を得た日常型ホテル

2017年6月6日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

東横インの部屋はどこも同じ――。何度か宿泊したことのある人なら、このことに気づくだろう。コスト削減だけがその理由ではない。キーワードは“理髪店と枕”。「コンビ二袋をぶら下げて気軽に泊まれる」という“評価”で高いリピーター率を維持する東横インの秘密を解き明かす。

 東横インは全5万室、どこの店舗に泊まっても、部屋の大きさや間取りがほとんど同じだ。家具の配置もほぼ変わらない。ロビーなど共有スペースも同じつくりになっている。

 宿泊客によっては「あれ、今日はどこの東横インだったっけ?」と思うほどだという。

 それが、宿泊客が東横インを選ぶ理由の一つになっている。

東横インのシングルの客室。海外の店舗でも基本の間取りは同じ(写真:皆木優子、以下同)

 客室のシングルの広さはおよそ6畳一間。ツインやダブルも奥行きが1メートル長いだけ。なぜそうしたかと言えば、「ホテルに泊まる際の宿泊客のストレスをできるだけ少なくしたいから」だ。

目指すのは「第二の我が家」

 「男は床屋と枕は変えない」というのが創業者・西田憲正氏の持論。東横インは、決まった理髪店に通ったり、同じ枕を使い続けたりするのと同じように、宿泊客がクセ(習慣)で泊まるホテルになることを目指しているのだ。

 利用頻度が高い人ほどホテルに変化を求めず、いつもと同じであることを心地よく感じる。「日常型ホテル」の客室は均一がいい、という考え方だ。

 泊まるたびに「あれはどこだったかな」「これはあったかな」と考えるのは煩わしい。それこそスイッチの位置一つ、探さなくて済むほうがうれしい。

コメント11件コメント/レビュー

あはは・・・なんかすごく分かる気がします。半歩落ちているというか、ちょっと枯れているというか。昔住んでいた6畳一間とか、実家のかつての部屋を彷彿するような。ほんのりと残念感を感じつつもたまに利用します。

ただ、典型的なレッドオーシャンの業界ですからねぇ・・・このクラスなら変に身構えを求められるAや同程度としか思えないのに割高なWより好きですが、同じく手軽で安全安心、勝手知ったるCやR、Dがあったらそっちにしちゃいます。ちょっと割増でもDRやMGがあったら満足度高いし。CやDは適当に選んでも、東横インのように変にアクセスが悪いことがないし。(2017/06/09 11:55)

「なぜか「クセになる」ホテル 東横インの秘密」のバックナンバー

一覧

「東横インの部屋はなぜどこも同じ間取りなのか」の著者

荻島 央江

荻島 央江(おぎしま・ひさえ)

フリーランスライター

2002年からフリーランスライターとして活動。現在は「日経トップリーダー」や「日経メディカルオンライン」などに執筆。著名経営者へのインタビューや中小企業のルポを得意とする。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

あはは・・・なんかすごく分かる気がします。半歩落ちているというか、ちょっと枯れているというか。昔住んでいた6畳一間とか、実家のかつての部屋を彷彿するような。ほんのりと残念感を感じつつもたまに利用します。

ただ、典型的なレッドオーシャンの業界ですからねぇ・・・このクラスなら変に身構えを求められるAや同程度としか思えないのに割高なWより好きですが、同じく手軽で安全安心、勝手知ったるCやR、Dがあったらそっちにしちゃいます。ちょっと割増でもDRやMGがあったら満足度高いし。CやDは適当に選んでも、東横インのように変にアクセスが悪いことがないし。(2017/06/09 11:55)

個人的な好き嫌いは別として、全国に266施設(5万室以上)を展開しまだまだ増え続けているということは、このホテルが多くの日本人に支持され受け入れられているということを示しています。最近は「価値にみあった価格」ということが言われていますが、東横インは提供する価値に比較して安価である、あるいは、価格に比べて提供する価値が高いという評価を得ているのだろうと考えます。

コメントにコメントするのはいかがなものかとは思いますが、「学生の下宿みたいなホテルに日常を感じるとは日ごろどんな日常をおくっているのだろう?」と感じる方もいらっしゃるようです。日本の一世帯あたりの年収の中央値が427万円とか350万円とかなのですから、半数はこれ以下の年収で生活しているのです。「学生の下宿みたい」というのは個人の感じ方であるとしても、このようなホテルが日常に近いのではないでしょうか。だからこそ、多くの支持を得ていると考えます。

20年後にこのビジネスモデルでまだ成功しているかどうかは分かりませんが。(2017/06/08 10:36)

「セブンイレブンと共通するような安心感がある」ですが、一つ違うことは、セブンイレブンは常に改良を続けていることで、変わらないことを目指す東急インとは違うと思います。

東急インはもう十年以上泊まっていないので分かりませんが、この記事に載っている写真を見る限り、従来のビジネスホテルと同じであるように見えます。先進的なビジネスホテルでは、例えば、PCを置いて作業がし易いように、机のところに安物でないきちっとした事務椅子を置いていてくれていたり、机の配置を作業用に工夫していたり、電源の位置が工夫されていたり、枕元に携帯を置くための小さな台がありUSB電源が来ていたり、ボタンを押すと無料で一杯珈琲が出てくる機械が各フロアにあったり、広い洗濯コーナーに漫画と椅子が置いてあったり . . . そういう細やかな工夫が施されているところがあります。

そうやってたゆまず改良を施してくれるなら、セブンイレブンを名乗っても(?)良いかも知れません。(2017/06/07 18:15)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長