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1号店の支配人は行きつけの店のママ

隅々まで考え抜かれた工夫がお客を呼ぶ

2017年6月19日(月)

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他のホテルにはない効率アップやコスト削減など、収益力向上の仕組みが数多くある東横イン。掃除をしやすくするアイデアなど小さな工夫の積み重ねで、セールスポイントとして掲げる「清潔、安心、値ごろ感」を実現している。

 東横インの客室は、客室清掃スタッフが掃除しやすいように、ベッドは軽量に作られているなど、清潔さをキープするための工夫が随所に散りばめられている。

宿泊客を迎えるフロントスタッフ

 まずはカーペット。客室には正方形状のタイルカーペットを敷き詰めている。例えば、コーヒーのしみがついてしまったら、その部分だけ剥がして替えるか、洗って乾かして再度使う。

 これが一枚物のカーペットだったらどうか。取り替えるには、家具を移動させるなど大変な作業になる。その間、客室を販売できないとなれば、損失も大きい。

コストや労力をかけずに、客室をピカピカにする工夫

 壁紙も1枚ではなく、上下で分かれている。壁紙で特に汚れるのは下のほう。足やキャリーバッグなどがぶつかるからだ。そこで上下別々にして、下だけ取り替えられるようにしている。

 そもそも消しゴムで落とせるような、汚れがつきにくい壁紙を採用したり、柄を入れて汚れが極力目立たないようにしたりするという工夫もしている。

 普段、汚れや破損が見つかったら、自分たちできれいにしたり、修繕したりする。外注しないので、女性スタッフでもメンテナンスしやすくしているのがポイントだ。

 もちろん東横インでは6、7年で壁紙やカーペットを全面交換する。ただ、それだけでは清潔さは維持できないのだ。

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「なぜか「クセになる」ホテル 東横インの秘密」のバックナンバー

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「1号店の支配人は行きつけの店のママ」の著者

荻島 央江

荻島 央江(おぎしま・ひさえ)

フリーランスライター

2002年からフリーランスライターとして活動。現在は「日経トップリーダー」や「日経メディカルオンライン」などに執筆。著名経営者へのインタビューや中小企業のルポを得意とする。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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