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地域から大切にしてもらえる会社とは

見えない応援が、会社の繁栄につながる

2017年1月26日(木)

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「美容界のディズニーランド」と呼ばれ、顧客に感動を与える経営で知られる北九州市の美容室BAGZY(バグジー)。代表の久保華図八氏は全国で年間100回を超える講演をこなし、業種を越えて数多くの経営者からメンターとして慕われる存在だ。連載第4回は、経営者が幸せにするべき人の4人目として「地域の人々」との関係づくりについて語る。地域を大切にすることで信用が積み重なり、地域の人々から大切にしてもらえる。それが会社の繁栄につながるという(前回の記事はこちらをご覧ください)。

 幸せにするべき人の4人目は、「地域の人たち」です。地域の人たちから必要とされる会社にならなければなりません。

 ボクの会社の小倉店の近くに、「怖い」と有名なマスターのいる飲食店がありました。ある日、小倉店に行ったついでに、近所に挨拶をと思って食べに行きました。うちのスタッフは「え、行くんですか?」とびびっていましたけどね。

 そのお店に入ると、「いらっしゃいませ」も何も言わない。「何がお薦めですか」と聞くと「何が食べたいの?」と言い返されてしまいました。これは手ごわいな、と思ったのですが「実は近くのバグジーのものでして。いつもお世話になっているご挨拶にまいりました」と打ち明けたんです。そうしたら態度が急に変わりました。

15歳で美容業界に入り23歳で独立するが、技術を磨くために渡米。帰国後、北九州市で繁盛店を築く。幹部社員の相次ぐ退職という危機を社員一丸となって乗り越え、社員重視・お客様本位の経営で事業を成長させる。北九州市を拠点に美容室7店舗のほか、カフェ、ネイルサロンなどを展開。大手企業や各種団体などで年間100回以上の講演を行っている。2009年、サービス産業生産性協議会「ハイ・サービス日本300選」受賞、13年、経済産業省「おもてなし経営企業選」受賞

 「え、バグジーの社長さん? 何年もの間、うちの店の前まで掃除してくれて、本当に助かっているんだよ」とにこにこ笑い、たくさんサービスしてもらいました。

 もう1つ、これは別の話ですが、あるお店を出店しようと、ビルの大家さんと話しているときに、家賃が高いという話になりました。「高いなぁ」と思って迷っていると、「ところで何のお店なの」と聞かれて「美容室です。バグジーって言います」と答えたら、「ああ、バグジーさん? それじゃあぜひ入ってほしいな。家賃? いくらでもいいからぜひ入ってください」と話がとんとん拍子に進みました。

 どちらも、ウソのようですが本当の話です。

 地域の人たちに喜ばれるお店をつくっていけば、向こうから善意が返ってきてどんどんうまく回り出していきます。地域を大切にすることで、信用が積み重なっていって、地域の人々から大切にしてもらえるようになります。それがないと、会社が本当に繁栄するのは難しいのではないでしょうか。

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「経営者には、幸せにするべき5人の人がいる」のバックナンバー

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「地域から大切にしてもらえる会社とは」の著者

久保 華図八

久保 華図八(くぼ・かずや)

有限会社バグジー 社長

北九州市を拠点に美容室7店舗などを展開。年間100回以上の講演を行う。2013年、『おもてなし経営企業選』受賞。著書に『経営者には、幸せにするべき5人の人がいる』など

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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