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特集 AI 世界制覇の攻防

始まった半導体の王者インテルの逆襲

AI用半導体の勝者は誰だ

2017年5月25日(木)

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米グーグルが公開した「TPUポッド」。AIのためにソフトウエア企業が半導体を独自開発する時代になった

 今年4月に米グーグルが発表した論文の中の文章に、ある外資系半導体大手の幹部は驚いた。「グーグルと競合する2社への挑戦状ともいえる強烈なメッセージが感じられた」からだ。

 「競合」とは、AI(人工知能)用半導体の主流を争う相手を指す。AIをより効率的に動かすため、半導体大手やIT(情報技術)大手が火花を散らしている。論文に書かれた文章は次の通りだ。

 「TPU(グーグルが独自開発する半導体)の開発プロジェクトは実際、FPGA(回路の構成を自由に変更できる半導体)で始まったが、我々はそれを放棄した。FPGAはその当時のGPU(画像処理半導体)と比較して性能面で競争力がなかったからだ。そして、(今では)TPUは、GPUより高速に動作する。FPGAとGPUを越えて、TPUは大きな利益をもたらす」

 競合する2社とは、米国の半導体大手であるエヌビディアとインテルに他ならない。

 連載の4回目までで見た通り、エヌビディアはAI用の半導体で一歩リードしていると言っていい。AIビジネスを展開する多くの企業が、エヌビディアの主力製品であるGPUを使っているからだ。そんな中でグーグルは自社開発したTPUがGPUより高速であることを強調している。

 グーグルは、TPUがGPUより最大で30倍高速だと指摘。論文発表後の5月、グーグルは実際に第2世代となるTPUを発表した。64個のTPUを接続した「TPUポッド」の演算回数は1秒間に1.15京回(1京は1兆の1万倍)にもなる。これまでの常識を覆すような猛烈なスピードだ。

 わざわざGPUと比較する以上、グーグルにエヌビディアへの対抗心があるのは明らかだ。

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「始まった半導体の王者インテルの逆襲」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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