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スピーキングが英語学習を変える

2016年3月5日(土)

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 前回は、「英語に慣れる」ということの意味を「日本語の問題」を使って説明しました。また、「英文のマスターキー」を使ってダイレクトに文意をつかむ方法についても紹介しました。日本語は私たちにとってあまりにも当たり前の言葉で、ついその意味合いを忘れがちです。しかし、少し発想を変えると、日本語は英語習得の強力な手段となります。

ようやくスピーキングの時代が来た・・・

 これまで、いわゆる「英会話ブーム」というものが何度も来ました。しかし、そうはいっても、話はそれほど切実ではなく、「話せたらいいな」程度のものでした。それがインターネットによって一気に世界がつながり、まるで誰もが英語で話し始めているような気分がし、さらには仕事のあちこちに英語が入り始め、会話を交わす声までもが耳に入り始めると、状況は大きく変わってきました。本当に英語を話せないといけない時代になったのです。

 「ようやくスピーキングの時代が来た・・・」、今の私はそういう心境です。なぜならスピーキング力を伸ばす学習方法こそが、ほかのすべての技能につながる学習方法だからです。

なぜできない??

 あなたもすでに感じているはずです。スピーキングは、他の3つの技能(リスニング、リーディング、ライティング)とはどこかが根本的に違うと。例えば、テストを受けるにしても、リスニングやリーディングのテストであれば、なんとかなる気がする。そこにライティングが入ってもどうにかこなせると思える。ところが、スピーキングとなると、手も足も出ない。どう勉強して良いのかもよく分からない。これが大方の人の実感だと思います。

 これまでリーディング、リスニング、ライティングをしっかりやってきた。文法・語法もたくさん演習をやった。その上にまだ何か特別な練習をする必要があるのだろうか? そう思っている人もいると思います。

 しかし、今も上で触れたように、「スピーキングに対応する」という視点から英語を学ぶと、4つの技能がきれいにつながり、逆に学習の負担が減って、最大の効果を得ることができるのです。

話せない理由①

 話せない理由の1つ目は、そもそも「口を動かしたことが無い」という、ある意味で当たり前、ある意味で笑えるような理由です。日本語でさえ、例えば、普段あまり話すことのない話題を急に振られると、スムーズには口が動かないものです。ましてや、外国語である英語ともなれば・・・ということです。

 なぜ話せないのだろう――それは口を動かしたことがないからだ。まるで冗談のようですが、これが実際のところです。

 これまで、私たちは黙って英文を聴き、黙って英文を読み、黙って英文を書いてきました。それで何とかなったのです。ところが、スピーキングという、ある意味で“究極の能力”にチャレンジし始めて、このような方法が通用しないということが明らかになってしまったのです。

コメント2件コメント/レビュー

自分の経験からすれば、頭の中で日本語を英訳していてはなかなかしゃべることができないと思います。あくまでしゃべる訓練が必要です。私は大学時代NHKのラジオ英会話(毎日15分)を月曜から金曜日まで録音して聞き返し、その会話を声に出してしゃべりながら丸暗記しました。その一方米軍基地の近くであったのでアメリカ人が講師として来ていた英会話サークルに参加しました。
そこではラジオ英会話の会話を寸劇にしてみんなで演じるということを30分間行いました。これを繰り返し1年半くらい経った頃、しゃべれないけれど、急にアメリカ人の言っていることがわかるになりました。これは和訳してではなく普通に日本語での話が頭に入るようになったという状態です。それからさらに半年たったころ、これも急に口から英語が出てくるようになりました。スピーキングとは勉強ではなくあくまでトレーニングなのではないでしょうか?
かの小林克也さんも今でも毎日1時間英語を聞いて、1時間なんでもしゃべるトレーニングをしているそうです。(2016/03/07 18:07)

「日本語を活用した英会話習得法」のバックナンバー

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「スピーキングが英語学習を変える」の著者

池田 和弘

池田 和弘(いけだ・かずひろ)

大阪観光大学国際交流学部教授

「学習者に優しい」をコンセプトに、認知言語学、レキシカル・グラマー、エマージェント・グラマー、並列分散処理など最新の知見を駆使して、受験英語と実用英語を融合。日本有数の英語学習法のスペシャリスト。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

自分の経験からすれば、頭の中で日本語を英訳していてはなかなかしゃべることができないと思います。あくまでしゃべる訓練が必要です。私は大学時代NHKのラジオ英会話(毎日15分)を月曜から金曜日まで録音して聞き返し、その会話を声に出してしゃべりながら丸暗記しました。その一方米軍基地の近くであったのでアメリカ人が講師として来ていた英会話サークルに参加しました。
そこではラジオ英会話の会話を寸劇にしてみんなで演じるということを30分間行いました。これを繰り返し1年半くらい経った頃、しゃべれないけれど、急にアメリカ人の言っていることがわかるになりました。これは和訳してではなく普通に日本語での話が頭に入るようになったという状態です。それからさらに半年たったころ、これも急に口から英語が出てくるようになりました。スピーキングとは勉強ではなくあくまでトレーニングなのではないでしょうか?
かの小林克也さんも今でも毎日1時間英語を聞いて、1時間なんでもしゃべるトレーニングをしているそうです。(2016/03/07 18:07)

あくまで個人の体験の範囲ですが、私は英語がペラペラの部類に入ると思いますが、英語での会話の速度に対応するには日本語での思考を辞めることが鍵でした。英語で独り言を言う癖をつけ、頭のなかの思考を英語で行うようにしました。結果どうなるかというと、英語でのやりとりは会話の速度でできるが、その途中で日本語を混ぜるとスピードが落ちます。お酒が入っている時などは日本語に切り替えて喋ることができません(理解はできます)。日本語の語彙が豊富なので英語→日本語の同時通訳はできますが、日本語→英語だと訳語が見当たらない場合が多すぎて無理です。同時通訳者というのは、単に英語が話せるだけではなく、同時に両方の言語を頭のなかで起動させておくという特殊技能であり、そのまま普通の人の参考にはならないのではないかと思っています。(2016/03/06 05:29)

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長