• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「遊び心」がないと英語力は身に付かない

日本人の悪癖を斬る

2015年11月28日(土)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 言葉というモノは巨大で複雑です。この点をよく考えて「スピーキング」に挑戦しないと、ほぼ確実に挫折します。「いかにして海外に長期間住まずに、国内で英語をマスターするか」、それがこのコラムのテーマです。その秘訣の1つとして、前回は、まず1語~3語ぐらいの語句で勝負しなさい、と述べました。

 私たちには幾つかの悪癖があります。その1つが、流暢に、フルセンテンスで英語を話せないと話したことにはならないと考えている点です。これは大変な誤りで、1語、2語でスパッと通じる例はいくらでもあります。

 例えば、“How are you?”(お元気ですか)と聞かれれば、“Good.”(いい調子ですよ)や“Not bad.”(まあまあです)と答えれば良い。テロ事件について聞かれれば、取りあえず、“Horrible.”(恐ろしいです)。会社の同僚のことを聞かれて、「とても手際の良い人ですよ」と言いたいのであれば、一言、“Efficient.”と言えば良いのです。どうですか、あなたはこれらの語句を使えますか。

決まり文句を徹底的にトレーニング

 さて、語句の次に攻めないといけないのは、7語ぐらいまでの決まり文句とその応答パターンです。例えば、

  • A:How was your weekend?(週末はどうでした)
  • B:I had a great time.(楽しかったですよ)

のような決まった会話のパターンは、徹底的にトレーニングしておくべきです。会話の中には「決まったやり取り」というのが結構ありますので、それに慣れておくと心の余裕ができて会話を続けやすくなります。

 決まり文句や決まった会話パターンというと、「それでは応用が利かない」と思う人がいるかも知れません。決してそんなことはありません。例えば、上の会話例1つをしっかりと練習すると、つぎのような会話もすぐにできるようになります。

  • A:How was your trip?(旅行はどうでした)
  • B:I had a great time.(楽しかったですよ)

 つまり、決まり文句が応用につながっていくのです。さらに次のようにも展開していけます。

  • A:How was your presentation?(プレゼンテーションどうだった)
  • B:I had a hard time.(大変だったよ)

 日本語で脳内のネットワークを起動させ、「意味のイメージ」をしっかりと頭に置きながら、音声で耳から覚えつつ、声にも出して、徹底的にトレーニングするのです。日本語を耳にすると、口が勝手に動いて英語が出てくるぐらいにまで身に付けると、それは使える表現となります(※)

(※)私はこれを「瞬間通訳」と呼んでいます。例えば、同時通訳者は日本語を聞くと即座にそれを英語にしていきますが、そのとき英作文をしているわけではありません。彼らは話されている日本語の「意味のイメージ」をつかむことに集中しています。そして、つかんだイメージに対して、英語ならこのような言葉を使うと判断して置き換えているだけなのです。

コメント0

「日本語を活用した英会話習得法」のバックナンバー

一覧

「「遊び心」がないと英語力は身に付かない」の著者

池田 和弘

池田 和弘(いけだ・かずひろ)

大阪観光大学国際交流学部教授

「学習者に優しい」をコンセプトに、認知言語学、レキシカル・グラマー、エマージェント・グラマー、並列分散処理など最新の知見を駆使して、受験英語と実用英語を融合。日本有数の英語学習法のスペシャリスト。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック